Archive for the '産学官若手交流会 さんわか' Category

Published by 学会(田中) on 27 9月 2016

さんわか交流訪問「国の産学官連携支援制度を知る~JST、農水省~」

国が行っている産学官連携支援について勉強するため、7月25日に、さんわかメンバーで科学技術振興機構(JST)と農水省を訪問しましたので、その内容をご報告いたします。

科学技術振興機構(JST)の訪問

文責  大久保(エーザイ)

はじめに
科学技術振興機構(JST)は研究開発戦略を立案し、科学技術イノベーションの創出の推進と科学技術イノベーション創出のための科学技術基盤の形成を目的とした国立研究開発法人です。今回はJSTが行っている各支援事業の理解とそれらを農芸化学にたずさわる研究者の間で共有することを目的にさんわか一同ご訪問させていただき、「科学技術振興機構(JST)における産学共同研究開発・ベンチャー支援について」の紹介をしていただきました。そこで得られた情報を本紙で紹介させていただき、新たな試みにチャレンジしようとしている方々の一助にしたいと考えております。JSTでは主に ①産学マッチング型支援事業、②大学発ベンチャー、③産学連携拠点、といった3つの産学連携に関する支援事業を展開しています。本紙では特に①、②の支援事業についてご説明させていただきます。

①産学マッチング型支援事業
1. 研究成果最適展開支援プログラム (A-STEP)

本支援の目的
企業の事業化構想の中で、大学発技術シーズを活用するための開発を支援する。課題や研究開発分野の特性に応じ、研究開発ステージに応じて、切れ目なく成果の実用化・事業化を促進する。科学技術に関する研究テーマであれば申請可能。ただし基本的には「ステージII:シーズ育成」タイプからの申請がメインとなっている。一方で、創薬関連の研究テーマはAMEDが今後対応するとのことから、JSTでは募集対象外となっている。

支援内容(実際に募集を行っているものを対象)
1) ステージI:産業ニーズ対応タイプ(グラント)
産業界から技術テーマを募集し、それに適した技術を大学研究者(複数の大学からなるチームでも可)から募る。H27年度のテーマは「小型高輝度中性子源とその利用技術の開発」(H28年度は別テーマで8月下旬公募予定)。研究開発期間は2~5年、年2500万円以下の支援が受けられる。

2) ステージI:戦略テーマ重点タイプ(グラント)
設定した研究テーマを対象に、実用化に向けた研究開発を促進する。企業と大学等による共同申請が求められる。特許は必要ではないが、申請時に基礎研究の成果として見出されたシーズが存在していることが条件。H27年度のテーマは「IoT、ウエアラブル・デバイスのための環境発電の実現化技術の創成」、「ナノレベルの分解能と識別感度をもつイオンセンサの実現に向けた技術開発」(H28年度は別テーマで8月下旬公募予定)。研究開発期間は最長6年、年5000万円以下の支援が受けられる。

3) ステージII:シーズ育成タイプ(マッチングファンド)
社会的・経済的なインパクトにつながることが期待できる、幅広い分野からの研究開発提案を対象とし、第1~4分野までが設定されている(アグリ・バイオ関連は第4分野;プログラムオフィサーはバイオインダストリー協会 穴澤 秀治さん)。実用性検証から、中核技術の構築のための産学共同研究開発を支援する。申請には技術シーズの根拠となる知的財産(特許)が求められる(出願していれば申請は可能)。研究開発期間は2~6年、またJST支出総額は2000万円~5億円となり、この委託費と同等の資金負担が企業に求められる(自己負担額は企業が支出した自己資金に以下の係数を乗じたものとなる。資本金10億円以下の企業の場合4倍、資本金10億円超の企業の場合2倍)。

4) ステージIII:NexTEP-Aタイプ(開発成功時年賦返済)
大学等のシーズについて、開発リスクを伴う大規模な実用化開発を支援する。企業およびシーズ所有者等の共同申請が必要。Aタイプでは資本金10億円以上の企業が応募対象となる。シーズを実用化・開発に成功した場合はJST支出額を10年以内で年賦返済し、不成功の場合はその10%を一括返済する。企業都合により開発が中止した場合は、JST支出額を一括返済する必要がある。研究開発期間は最長10年、JST支出総額は1~15億円となっている。

5) ステージIII:NexTEP-Bタイプ(マッチングファンド)
大学等のシーズについて、開発リスクを伴う大規模な実用化開発を支援する。企業およびシーズ所有者等の共同申請が必要。Bタイプでは資本金10億円以下の企業が応募対象となる。JSTから支出する委託費と同等以上の資金負担が企業に求められる。自己負担額は、企業が支出した自己資金に係数(2倍)を乗じたもの。研究開発期間は最長5年、JST支出総額は3億円までとなっている。

2. 先端計測分析技術・機器開発プログラム

概要
革新的な研究成果の創出や産業競争力強化に資する最先端でニーズの高い計測分析技術・機器をシステムも含めて開発する。開発タイプにより、2種類の支援が存在する。

支援内容
1) 要素技術タイプ

最先端の計測分析機器の開発に向けた新規で独創的な要素技術、競合に対して顕著な優位性を持つ要素技術を開発するもの。原則として産と学(・官)からなる開発チームであることが求められる。開発期間は3年程度、年間2000万円程度の支援が受けられる。

2) 先端機器開発タイプ
要素技術開発からプロトタイプ機による実証から実用化までを一貫して実施。チームへユーザーが参画することを強く推奨している。産学官からなる開発チームであることが必須。開発期間は5年程度、年間5000万円程度の支援が受けられる。

3. マッチングプランナープログラム

概要・支援内容
H27年度に新設。マッチングプランナー(MP)を起点に、地域における産学官ネットワークと連携しつつ、地域の企業と相談して開発ニーズの把握を行い、全国の大学シーズから企業ニーズの解決に適したマッチングを提案する。仙台、東京、大阪、岡山、福岡の全国5拠点にMPを配置し、幅広い技術分野の研究開発に対応。企業と大学を仲介後、企業ニーズ解決試験(Funding)に申請し、共同研究開発の可能性を検証するための支援を受けられる。支援対象は大学・高専・公設試等であり、支援の基準額は1課題につき年170万円となる。

② 大学発ベンチャー

1. 大学発新産業創出プログラム (START)

概要
事業化ノウハウをもった人材(事業プロモーター*)を活用し、企業前段階から公的資金と民間の事業化ノウハウ等を組み合わせることにより、ポテンシャルが高い技術シーズに関して事業戦略・知財戦略を構築して事業化を目指す。本支援は医療・創薬に関する技術シーズも対象となる。

*事業プロモーターは期間内での資源・時間・成果のマネジメントや人材・事業のコーディネート、プロジェクトの継続判断、方向修正、出口戦略等を実施する。

支援内容
大学・独法の研究者の技術シーズをもとに、事業プロモーターとともに技術シーズ・ビジネスモデルの選定を行いながら、研究開発と事業化を一体的に推進する。申請者は国公私立大学、専門学校、大学共同利用機関法人、国立研究開発法人等に所属する研究者が対象。研究者が一次申請書を提出し、事業プロモーターによるデューデリジェンスを経て、事業プロモーターと研究者と共同で二次申請書を提出する。JSTから評価を受けた後、具体的な研究開発支援と事業化支援が受けられることとなる。最終的には民間ファンド等の投資によりベンチャーを創出する。研究開発・事業化支援期間は原則3年以下、年間約3000万円となっている。

2. 出資型新事業創出支援プログラム (SUCCESS)

概要・支援内容
JSTの研究開発成果の実用化を目指すベンチャー企業に対する支援。JSTから出資ならびに人的・技術的援助が受けられる。対象は1) JSTの研究開発成果の実用化を目指すベンチャー企業であること、2) 新たに設立する、もしくは設立から概ね5年以内の企業であることが条件である。出資内容は金銭およびJSTが保有する知的財産、研究設備等。出資の上限は以下の通り。

・出資比率:原則として総議決権の1/2未満
・出資金額:累計額で1社あたり5億円以内
*比率、金額の両方を満たすこと

おわりに
各プログラムをご紹介いただいた所感として、これらの前提に学と産の強い連携がはじめから求められるケースが多く、大学のシーズを活かそうとしてもなかなかその機会に恵まれないこともあるのではないかと思いました。その点、JSTのご担当者様から有望なシーズがあるならマッチングプランナーに相談していただき、その連携を構築するところから協力したいとのコメントを頂いております。支援事業も多岐にわたる為、今回ご紹介することのできなかった内容もありますので、JSTに直接お問い合わせいただくことで、皆様の研究の発展につながるサポートをご提案していただけるのではないでしょうか。なお、より詳しい情報はJSTホームページにて紹介されておりますので、ご興味のあった内容についてはそちらも合わせてご覧頂ければ幸いです。

科学技術振興機構(JST) ホームページ
http://www.jst.go.jp/index.html

 

農林水産省の訪問

 

文責 勝山(東京大学)

2016年7月25日に農林水産省を訪問し、農林水産技術会議事務局の皆様(11名)とさんわかメンバー(13名)で意見交換を行いました。今回は農林水産技術会議における農林水産研究基本計画や、現在募集が行われている『「知」の集積と活用の場』に関する検討経過、仕組みの詳細についてご説明いただきました。『「知」の集積と活用の場』は化学と生物2016年8号においても紹介されているので興味を持った方は、ぜひこちらも読んでいただければと思います。

世界的な人口の増加や気候変動、国内における農業従事者の高齢化や後継者の不足が進む中で、国が打ち出す農林水産分野の施策を理解することは、農芸化学の研究者にとっても重要です。その施策の中の一つとして、『「知」の集積と活用の場』による技術革新は位置付けられています。農林水産・食品分野の技術革新、事業化を一層加速するためには、さらなる産学連携研究の強化とこれまで交流の少なかった異分野間(例えば食分野と情報工学等)の情報交換と連携が必要となります。そのための新たな仕組み(「知」の集積と活用の場)が検討され、2016年4月に最終的な取りまとめが公表されました。

「知」の集積と活用の場の特徴的な仕組みの概略
もっとも下層には、様々な分野の企業・研究機関・生産者が加盟する「産学官連携協議会」が存在します。7月4日現在、1177団体が加盟しており、農林水産、食品産業のみではなく、電気精密機械製造業、化学工業などの分野からも会員がいる点が特徴です。その会員がセミナーやワークショップを通して交流を図り、共通の課題に取り組む「研究開発プラットフォーム」を構成します。研究開発プラットフォームは届出制であり、研究開発プラットフォームを届け出た後に次に述べる「研究コンソーシアム」を応募することができます。ここでは「プロデューサー人材」(後述)を中心として、議論を行い共通の研究課題などを設定します。「研究コンソーシアム」では研究開発プラットフォームの構成員が研究開発プラットフォームで設定された共通課題に対応した研究開発に取り組むことになります。コンソーシアムの研究開発費は民間企業1/3、国2/3のマッチングファンド方式となっています。このシステムについてはさんわかメンバーも何となくは聞いたことがあったものの、詳細については浸透していないという意見が出ました。また、知的財産権については研究開発プラットフォームを構成する際に契約を締結することから、基本的にはそれに沿った対応となるとのことでした。

研究開発プラットフォームのプロデューサー人材に関して
もう一つの特徴としては各研究開発プラットフォームに研究から事業化までを統括する「プロデューサー人材」を設置することです。研究開発プラットフォームメンバーが事前に面会し、プロデューサー人材の選考に関わることができます。ベンチャー企業の経営経験者、TLOの社長、一部の大学教授などがその候補となるようです。研究から事業化までの実績のある人はなかなかいないのではないかという意見も出ましたが、農林水産省としてはプロデューサー会議等による運営サポートや次世代プロデューサー育成に対するサポートを行っていくとのことでした。

農林水産技術会議事務局の皆様とさんわかメンバーの意見交換
農林水産技術会議事務局の皆様から大学・研究機関における競争資金への応募の状況、若手研究者の研究環境改善には何が必要か、異分野間の研究業績を公平に審査するには何が必要かなどについて等、ご質問いただきました。また、今後の研究の発展におけるビッグデータの重要性やゲノム編集技術の今後の展望についても意見を交換しました。本意見交換の場を通じて、イノベーション・成果の事業化を促進する仕組みを国としてこのように提供していることを私たち研究者もよく理解し、活用していく必要があると感じました。

おわりに
以上が今回のさんわかメンバーによる農林水産省訪問の報告となります。皆様の今後の研究活動・業務において一助となれば幸いに存じます。ご多忙の中、意見交換の機会をくださった農林水産省 農林水産技術会議事務局の皆様に厚く御礼申し上げます。引き続き、産学官学術交流の推進・未来につながる交流を目指し、様々な企画を用意していきたいと考えておりますので、今後もさんわか活動にご協力・ご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

Published by 学会(田中) on 30 5月 2016

2016年度産学官学術交流フォーラム

報告

2016年3月29日(火)、日本農芸化学会2016年度大会において、2016年度産学官学術交流フォーラムを札幌コンベンションセンター特別会議場で開催しました。第1部では農芸化学企画賞の発表会、第2部ではシンポジウムを行いました。事前の広報活動の効果もあり延べ人数で385名と非常に多くの方にご出席いただき、本イベントに関する関心の高さがうかがわれました。以下、各イベントについて簡単に報告いたします。

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写真1 三輪委員長の開会の挨拶                写真2 農芸化学研究企画賞発表会

第1部 農芸化学研究企画賞発表会の開会に先立ち、産学官学術交流委員会の三輪清志より開会の挨拶がありました。
まず、第13回農芸化学研究企画賞受賞者による研究企画発表会があり、今回採択された3件の研究提案の説明がありました。以下、発表順に講演タイトルと演者を記します。
「非侵襲的薬剤投与法を可能にする上皮タイトジャンクション可逆的開口剤の開発」臼井 健郎 氏(筑波大学・生命環境系)
「食後高血糖改善成分を含む新規食材の活用に関する研究」仲川 清隆 氏(東北大学・大学院農学研究科)
「廃棄ゴムの再資源化を目指したゴム処理技術の革新」笠井 大輔 氏(長岡技術科学大学・工学部)
いずれの講演も産業的にも学術的にも興味深く、今後の展開が楽しみな内容でした。
次いで、第12回農芸化学研究企画賞受賞者による中間報告会が行われました。
「ゼブラフィッシュの受精卵感染モデル系を利用した抗感染症薬シーズの探索」浅見 行弘 氏(北里大学・大学院感染制御科学府)
「微生物発酵法による植物アルカロイド生産と生薬生理活性物質の創製」南 博道 氏(石川県立大学・生物資源工学研究所)
第11回農芸化学研究企画賞受賞者による最終報告会が行われました。
「放線菌二次代謝物の生産を増強する小分子バイオメディエーターの開発」高橋 俊二 氏(理化学研究所・環境資源科学研究センター)
「生食用赤果肉リンゴ原因遺伝子の機能解析と育種の効率化」松本 省吾 氏(名古屋大学・大学院生命農学研究科)
「巨大褐藻類を原料とする有用バルクケミカル発酵生産技術の開発」河井 重幸 氏(京都大学・大学院農学研究科)
研究企画賞報告会終了後、第11、12回の研究企画賞受賞者によるポスターセッションを特別会議場ホワイエにて行いました。限られた時間ながら、ポスターセッションでは熱のこもった討論が行われました。

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写真3 ポスター発表の様子                              写真4 シンポジウムの様子

議論を尽くすには十分な時間がなく、やや残念ではありましたが、ここでの討論の成果が研究の急速な進捗につながることが期待されます。また、アンケートでは、企画賞の研究は今後実用化の可能性の期待が大きい等のコメントもあり、実学としての農芸化学の有り様についても実感できる発表会となりました。

第2部のシンポジウムでは、「地方創生!!表示制度を活かせるか?産学官連携で探る地域食品の未来」として4名の先生方に講演を行っていただきました。
田村 耕志 氏(北海道庁・食関連産業室)による「北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo(ドゥ))について~北海道からの挑戦~」のご講演では、ヘルシーDo制度の説明からその制度の活用に向けた取り組みについての紹介がありました。
佐川 泰隆 氏(北海道フード特区機構・事務局)による「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の取り組み」のご講演では、北海道の強みを生かした食産業の戦略についての紹介がありました。
綾部 時芳 氏(北海道大学・大学院先端生命科学研究院)による「腸から見れば! 食品と免疫と腸内細菌がつくる“腸内環境”の解明と実用化」のご講演では、最近話題の腸内環境についての研究の最前線のご紹介がありました。    

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                写真5 会場の様子                                            写真6 パネルディスカッションの様子  

西平 順 氏(北海道情報大学・医療情報学部)による「住民参加型の食の臨床試験システム『江別モデル』」のご講演では、北海道情報大学が取り組んでいる食の臨床試験システムについてのご紹介がありました。いずれの講演も参加者から「非常に興味深かったと」好意的なご意見を多数いただきました。
全てのご講演の終了後、日経バイオテク シニアエディターの河田孝雄 氏を進行役、パネリストとして上記4名と産学官学術交流委員会から中村剛が参加してパネルディスカッションが行われました。現状行われていることと、今後の課題を模索しながらパネルディスカッションは進行し、北海道という地域のメリットデメリットを明確にし、他の地域の食産業振興に役立つ知見やアイディアが多く提示されました。
また、本大会ミキサーに合わせて行われた技術交流会では、フォーラム参加者だけにとどまらず、様々な研究者同士の交流が行われ、年会同時開催にふさわしいレベルの産官学交流が行われました。今後、農芸化学会発の産学官共同研究が生まれることを期待しています。

概要

日時 2016年3月29日(火)13時15分開始
(日本農芸化学会2016年度大会3日目)
会場 札幌コンベンションセンター 会場:A(特別会議場、1F)
主催 日本農芸化学会「産学官学術交流委員会」
企画 日本農芸化学会「産学官若手交流会(さんわか)」
プログラム 第1部 農芸化学研究企画賞発表会(13:15~14:45)
  • 13:15~13:20
    「農芸化学研究企画賞」 
    三輪 清志 (産学官学術交流委員会委員長)

    本賞は、農芸化学分野における斬新な研究企画を会員から広く募集し、本賞の趣旨に賛同した企業からの寄付金を、産学官学術交流委員会が選出した研究者に副賞として贈呈することにより、学術研究の産業化促進や農芸化学のさらなる発展をめざそうというものです。

    従来のような研究成果に対する賞ではなく、農芸化学分野における新たな産業の育成をめざして、農芸化学の特徴を活かした重点研究領域から優秀なテーマ提案者を顕彰し、もって研究成果の早期創出とその産業化を支援することで、農芸化学における産業界と学・官界の連携強化への寄与をめざすことを目的としております。
     
第13回農芸化学研究企画賞受賞者による研究企画発表会
  • 13:20~13:25
    「非侵襲的薬剤投与法を可能にする上皮タイトジャンクション可逆的開口剤の開発」 
    臼井 健郎 氏(筑波大学・生命環境系)
  • 13:25~13:30
    「食後高血糖改善成分を含む新規食材の活用に関する研究」 
    仲川 清隆 氏(東北大学・大学院農学研究科)
  • 13:30~13:35
    「廃棄ゴムの再資源化を目指したゴム処理技術の革新」 
    笠井 大輔 氏(長岡技術科学大学・工学部)
     
第12回農芸化学研究企画賞受賞者による中間報告会
  • 13:35~13:40
    「ゼブラフィッシュの受精卵感染モデル系を利用した抗感染症薬シーズの探索」 
    浅見 行弘 氏(北里大学・大学院感染制御科学府)
  • 13:40~13:45
    「微生物発酵法による植物アルカロイド生産と生薬生理活性物質の創製」 
    南 博道 氏(石川県立大学・生物資源工学研究所)
     
第11回農芸化学研究企画賞受賞者による最終報告会
  • 13:45~13:55
    「放線菌二次代謝物の生産を増強する小分子バイオメディエーターの開発」 
    高橋 俊二 氏(理化学研究所・環境資源科学研究センター)
  • 13:55~14:05
    「生食用赤果肉リンゴ原因遺伝子の機能解析と育種の効率化」 
    松本 省吾 氏(名古屋大学・大学院生命農学研究科)
  • 14:05~14:15
    「巨大褐藻類を原料とする有用バルクケミカル発酵生産技術の開発」 
    河井 重幸 氏(京都大学・大学院農学研究科)
     
ポスターディスカッション&休憩
  • 14:15~14:45
    ホワイエにて研究企画賞中間報告および最終報告のポスターディスカッションを開催いたします。
第2部 シンポジウム「地方創生!!表示制度を活かせるか?産学官連携で探る地域食品の未来」(14:45~17:40)

2015年度から「機能性表示食品制度」や「地理的表示保護制度」が始まり食品関係者の注目を集めておりますが、北海道では2013年度より、「北海道食品機能性表示制度」をスタートさせています。本シンポジウムでは、北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の設置など、先端的な取り組みに挑む北海道の食品研究の最前線についてご講演をいただきます。最後には、パネルディスカッションにより、地方創生に向けた産学官連携による地域食品研究の展開について意見交換を行います。
 
  • 14:45~15:15
    「北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo(ドゥ))について~北海道からの挑戦~」 
    田村 耕志 氏(北海道庁・食関連産業室)
  • 15:15~15:45
    「北海道フード・コンプレックス国際戦略総合特区の取り組み」
    佐川 泰隆 氏(北海道フード特区機構・事務局)
  • <休憩>
  • 15:50~16:30
    「腸から見れば! 食品と免疫と腸内細菌がつくる“腸内環境”の解明と実用化」
    綾部 時芳 氏(北海道大学・大学院先端生命科学研究院)
  • 16:30~17:10
    「住民参加型の食の臨床試験システム『江別モデル』」
    西平 順 氏(北海道情報大学・医療情報学部)
  • 17:10~17:40
    パネルディスカッション
    進行役:河田 孝雄 氏(日経バイオテク シニアエディター)
    パネリスト:上記シンポジストほか
第3部 技術交流会(札幌コンベンションセンター 会場:D)
17:45~
※日本農芸化学会2016年度大会ミキサーとの合同開催となります。
(大会参加登録が必要です)

Published by 学会(田中) on 08 4月 2016

第26回さんわかセミナー【さんわか特別セミナー】「実学からイノベーションを興すMOT」

報告

2016年5月16日、東京大学 農学部 弥生講堂一条ホールにて、第26回さんわかセミナー【さんわか特別セミナー】を開催いたしました。実学として発展してきた農芸化学研究の存在感は近年薄れつつあり、今こそ社会における各課題を解決するようなイノベーションが求められています。今回のセミナーでは「実学からイノベーションを興すMOT」と題しまして、東京理科大学大学院イノベーション研究科技術経営専攻教授である伊丹敬之先生をお招きし、ご講演いただきました。

ご講演では経営学の視点から、「実学」、「イノベーション」、「MOT(技術経営)」の三つキーワードを起点に、産学官の研究者それぞれに求められる資質や心得についてご解説いただきました。イノベーションの定義やそれを達成するために求められる要素等、各自の研究を振り返るきっかけとなる貴重な指針をお示しいただけました。MOTの観点からは、「技術を開発する際は顧客視点が重要であり、顧客の本質的課題を抽出するためのプロセスが求められる」といった、企業研究者として不可欠であり、しかしどこか忘れがちになってしまう点についてもご解説いただきました。特に組織全体における学習活動および学習意欲を刺激するような教育者的スタンスの重要性については会場から活発なご意見・ご質問があり、ご講演に参加された多くの方の関心を集めていたと感じております。「顧客の心にも、部下の心にも火をつけるのが偉大なイノベーターである」という先生のお言葉は大変印象深く、ぜひそうありたいと思いました。

本講演には企業、大学の研究機関の関係者を問わず、多くの方にご参加いただきました。参加者の皆様に本講演の感想をお聞きしましたところ、企業の立場から印象を受けたこと、大学の研究機関の立場から学ばなければならないこと等、参加された方々それぞれが大変刺激を受けていたご様子で、極めて好評であったと認識しております。この場をお借りしまして、本講演のアンケートにご協力いただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。

以上、本セミナーが皆様の今後の研究活動・業務において一助となれば幸いに存じます。ご多忙の中、ご講演を快諾していただいた伊丹先生、ならびにご参加いただいた多くの皆様に厚く御礼申し上げます。引き続き、産学官学術交流の推進・未来につながる交流を目指し、様々な企画をご用意していきたいと考えておりますので、今後もさんわか活動にご協力・ご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

エーザイ(株) 大久保 真哉

講義風景

写真

概要

タイトル 「実学からイノベーションを興すMOT」
主催 日本農芸化学会 産学官学術交流委員会/産学官若手交流会(さんわか)
ポスター

さんわか
さんわか特別セミナー ポスター(PDF)

開催趣旨 MOT(Management of Technology;技術経営)研究で著名な伊丹敬之先生による特別セミナー企画!!
実学として発展してきた農芸化学研究ですが、最近、その存在感が薄くなってきてはいないでしょうか?真に社会の課題を解決するような、あるいは、人々の暮らしを豊かにするようなイノベーションはどうしたら興せるのか。経営学者の視点から、研究者が心得るべき課題について鋭く指摘していただきます。
現在のリーダーから未来の研究リーダーを目指す学生まで、産学官の多くの農芸化学関係者必聞のセミナーです。今後の研究の方向性を考える上で、きっと皆さんのお役に立つと思います。
日本農芸化学会会員・非会員に関わらず、参加頂けますので、奮ってお申し込みください。
日時 2016年5月16日(月)受付15:30~、講演開始16:00~、技術交流会17:45~
会場 東京大学 農学部 弥生講堂一条ホール(技術交流会:弥生講堂アネックス)(〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1)
アクセス 地下鉄
東京メトロ 東大前駅(南北線) 徒歩1分
東京メトロ 根津駅(千代田線) 徒歩8分
都バス
御茶ノ水駅(JR中央線、総武線)より
茶51駒込駅南口又は東43荒川土手操車所前行
東大(農学部前バス停)下車徒歩1分
講演者 東京理科大学大学院イノベーション研究科技術経営専攻教授:伊丹 敬之
プログラム 15:30- 受付開始
16:00- 開会
16:00-
   『主催者挨拶』
   産学官学術交流委員会委員長:三輪 清志
16:05-
    『実学からイノベーションを興すMOT』
    東京理科大学大学院技術経営専攻教授:伊丹 敬之
17:35- 閉会
17:45- 技術交流会
参加費 セミナー参加費:無料(当日受付可)
技術交流会参加費:4,000円(事前申込制)
定員 200名 (先着順・満席となり次第締め切りとなります。当日残席がある場合のみ入場できます。)
参加申込 お申込は下記のリンクからお願いいたします。技術交流会の参加も事前申込が必要です  (締切延長5月13日(金)まで)。
https://goo.gl/EgF0pu
※先着順で定員に達し次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。
※お申込いただいた個人情報は、参加確認および今後のさんわかセミナーご案内以外の目的には使用いたしません。
問い合わせ先 日本農芸化学会 産学官若手交流会(さんわか)
sanwaka_open@jsbba.or.jp

Published by 学会(田中) on 16 12月 2015

第24回セミナー「農芸化学からつながる産・学・官のネットワーク~さんわかメンバーによる講演会~」

報告

2015年10月2日(金)、東京大学 中島董一郎ホールにて、第24回さんわかセミナー「農芸化学からつながる産・学・官のネットワーク~さんわかメンバーによる講演会~」を開催いたしました。
2004年に産学官学術交流委員会の下部組織として発足した産学官若手交流会「さんわか」の第1期から第7期が一堂に会し、各期の当時の活動や思い出、メンバーの研究内容、産学官交流に対する思いについてご講演いただきました。

第1期は東京大学大学院農学生命科学研究科の大西康夫先生が代表し、発足当時の状況や産学官連携における「人と人のつながり」の重要性、大学が果たすべき役割についてご講演いただきました。

第2期は東京電機大学工学部の川崎寿先生が代表し、当時のさんわかの活動状況、任期終了後も続く第2期メンバーのつながり、産学官のネットワーク構築に対する抱負についてご講演いただきました。

第3期はMeiji Seikaファルマ株式会社の大山真氏から当時の活動についてご紹介いただいた後に、第3期の各メンバーから活動当時の思い出や近況、現在の研究内容についてご報告いただきました。

第4期は味の素株式会社の柴草哲郎氏が代表して当時の活動についてご説明いただき、さらに当時のメンバーが抱えていた産学官それぞれの立場における葛藤・思いについて、第4期メンバーに行ったアンケートを交えながらご紹介いただきました。

第5期は東京農工大学大学院農学研究院の北野克和先生が代表し、当時の活動をご報告いただくと共に、北野先生が研究している「“環境にやさしい”付着防汚剤の開発」について分かりやすくご紹介いただきました。

第6期は大阪大学大学院工学研究科の本田孝祐先生より各メンバーの紹介や当時の活動報告をしていただいた後に、本田先生の耐熱性酵素を用いたオンデマンドバイオプロダクションに関する研究についてご紹介いただきました。

現職の第7期は農研機構/食品総合研究所の大池秀明を筆頭に、各メンバーが自己(研究)紹介を行いました。

最後に産学官学術交流委員会の三輪清志委員長より、日本農芸化学会設立100周年を見据えた中でのさんわかに対する期待についてお言葉をいただきました。

以上のように、第1期から第7期が集まる中で当時の活動や産学官交流に対する思いについてご講演いただき、今後のさんわか活動の参考になると共に、産学官交流の重要性を再認識することができました。また、当日は約50名の方にご参加いただき、講演後の懇親会(@向ヶ丘ファカルティハウス)においても期の枠を超えた意見交換が行われました。
今回ご多用の中ご参加いただいた皆様には改めて御礼申し上げます。
今回のさんわかセミナーがこれまで以上に産学官交流を促進するきっかけとなり、農芸化学分野における研究・事業化が進展していくことを祈念しております。今後ともさんわかの活動にご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

文責 7期 川島(キッコーマン株式会社)

講演風景

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Published by 学会(田中) on 16 11月 2015

さんわか第25回セミナー「産学官でつなぐ糖鎖工学の現状」

概要

タイトル 「産学官でつなぐ糖鎖工学の現状」
主催 日本農芸化学会 産学官若手交流会(さんわか)
ポスター

さんわか
さんわか第25回セミナー ポスター(PDF)

開催趣旨 DNA、タンパク質に続く第3の生命鎖と知られる糖鎖は、多種多様な形で自然界に存在しており、生体内においても様々な生理活性を持つことが知られています。しかし、糖鎖はその多様性から未だ不明な部分が多く存在し、様々な基礎的研究が行われています。その一方で、基礎研究から得られた知見を応用した、機能性糖質や糖タンパク質医薬品が既に市場に広まってきています。このように糖鎖工学は基礎から応用まで活発に研究開発されおり、産学官での連携の強い分野の1つとなっています。
そこで、第25回さんわかセミナーでは「産学官でつなぐ糖鎖工学の現状」と題しまして、産学官それぞれから第一線でご活躍されている先生方をお招きして、お話を伺う機会を企画いたしました。また、講演終了後には、先生方を囲んで技術交流会も開催します。参加費は無料(技術交流会は有料)。また日本農芸化学会会員でない方の参加も大歓迎ですので皆様ふるってご参加ください。なお、技術交流会からの参加も受付けております。ぜひこのセミナーを機会に研究の幅、交流の輪を広げましょう。
日時 2015年12月3日(木)受付13:00~、セミナー13:30~、技術交流会17:30~
会場 京都大学 北部キャンパス 理学部セミナーハウス 大セミナー室(京都市左京区北白川追分町)
アクセス JR京都駅から
市バス 京都駅前 206系統「東山通 北大路バスターミナル」行(約35分)→百万遍(→今出川通を東に徒歩10分)
市バス 京都駅前 17系統  「河原町通 錦林車庫」行(約35分)→京大農学部前
http://www.sci.kyoto-u.ac.jp/modules/tinycontent9/
講演者 株式会社糖鎖工学研究所:朝井洋明 氏
地方独立行政法人大阪市工業技術研究所:村上洋 氏
京都大学大学院 生命科学研究科:片山高嶺 氏
株式会社林原:福田恵温 氏
プログラム 13:00-受付開始
13:30-開会
13:40-
 『化学的アプローチによる構造均一な糖タンパク合成への挑戦』
株式会社糖鎖工学研究所:朝井洋明
14:20-
『酸性オリゴ糖ラクトビオン酸の機能性と生体触媒を用いた生産』
地方独立行政法人大阪市工業技術研究所:村上洋
15:00-
休憩
    
15:30-
『ビフィズス菌と母乳オリゴ糖 ~ビフィズスフローラ形成の分子機序解明を目指して~』
京都大学大学院 生命科学研究科:片山高嶺
16:10-
『ナンバーワンよりも「オンリーワン」を! ‐林原の糖質開発‐ 』
株式会社林原:福田恵温
16:50-閉会
17:15-技術交流会
参加費 セミナー参加費:無料
技術交流会参加費:3,000円、学生1,000円
参加申込 件名を「さんわかセミナー参加申し込み」とし、
・氏名
 (学生の場合はその旨を明記して下さい)
・所属
・連絡先メールアドレス
・交流会参加の有無
をE-mailにて、下記のアドレスへご連絡ください。

※申し込み先着順で定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。
※お申込みいただいた個人情報は、参加確認および今後のさんわかセミナーのご案内以外の目的には使用いたしません。
問い合わせ先 京都大学大学院 農学研究科 岸野 重信(さんわか幹事)
kishino@kais.kyoto-u.ac.jp
(@を半角の@に置き換えてください)

報告

2015年12月3日、京都大学北部キャンパスにて、第25回さんわかセミナーを開催いたしました。今回のセミナーでは「産学官でつなぐ糖鎖工学の現状」と題しまして、産学官それぞれから、糖鎖・糖質の分野において第一線でご活躍されている先生方をお招きし、ご講演いただきました。

朝井先生からは(株)糖鎖工学研究所(GlyTech, Inc.)が誇る高質な糖タンパク質合成技術や、中分子薬として需要が高いペプチド医薬品への適用等、優れた基盤技術とその可能性についてご説明していただきました。

村上先生は産官の共同研究を通じ、ラクトビオン酸を高収率で生産させ、かつ食品素材として活用可能な菌株の探索についてご発表いただきました。またラクトビオン酸の機能性と食品への応用についてもご解説いただきました。

片山先生は乳児期のビフィズスフローラ形成における母乳オリゴ糖の作用について注目しており、母乳オリゴ糖の分解酵素の解析を通じ、腸管内ビフィズス因子として母乳オリゴ糖が機能していることを示唆する研究成果をご発表いただきました。

福田先生からは株式会社林原における糖質開発とその歴史についてご紹介いただきました。特にトレハロースや新・古糊の開発秘話において、研究に対する熱意、次々とアイデアが生まれる林原の独特の社風を感じることができました。

以上、本セミナーでは4名の講師の方にご講演いただきました。当日は約50名の方にご参加いただき、質疑応答および技術交流会にて活発な意見交換が行われました。糖鎖・糖質は基礎から応用まで活発に研究開発されており、現在では産学官連携の強い分野の1つとなっております。本セミナーが皆様の今後の研究の一助となり、また新たな連携のきっかけとなれば幸いに存じます。ご多用の中、ご講演を快諾していただいた講師の先生方、ならびにご参加いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。今後もさんわか活動にご協力・ご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

エーザイ(株) 大久保 真哉

講演風景

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Published by 学会(田中) on 03 6月 2015

第7期 (2015-16年度)

主な活動

メンバー表

氏名 所属 世話人
大池 秀明 農研機構 食品研究部門
大久保 真哉 エーザイ(株)  
勝山 陽平 東京大学大学院農学生命科学研究科
川島 忠臣 キッコーマン(株)  
岸野 重信 京都大学大学院農学研究科
小泉 幸央 秋田大学大学院医学系研究科  
小林 厚志 日本大学工学部  
常田 啓太 サッポロホールディングス(株)  
志水 元亨 名城大学農学部
利光 孝之 (株)明治  
安田 亜希子 (株)林原
山田 和輝 味の素(株)  
山本 祐梨子 協和発酵バイオ(株)  
渡邉 徹 (株)カネカ  

Published by 学会(田中) on 15 4月 2015

2015年度産学官学術交流委員会フォーラム

報告

去る2015年3月28日に日本農芸化学会2015年大会にて産学官学術交流委員会フォーラムを岡山大学津島キャンパス創立50周年記念館金光ホールにて産学官学術交流委員会と合同で開催しました。

第1部では、「第12回農芸化学研究企画賞受賞者研究企画発表会」として産学官学術交流委員会の三輪委員長の挨拶に続いて2名の先生方に講演を行って頂きました。抗感染症薬や生薬生理活性物質生産といういずれも産業に直結する研究で、今後の展開が楽しみな内容でした。さらに「第10回農芸化学研究企画賞受賞者最終報告会」として3名の先生方にそれぞれ講演を行って頂きました。機能性ペプチドの評価、メタン発酵プロセスの構築、廃棄ミカンの高度利用と、いずれの講演も産業利用という出口が明確な研究内容で、“これぞ農芸化学の真骨頂”という大変興味深いものでした。

第2部では、「第11回農芸化学研究企画賞中間報告会」として3名の先生方に講演を行って頂きました。放線菌二次代謝物生産、赤果肉リンゴ育種、海洋バイオマスからの物質生産と、いずれも非常に魅力的な研究で今後の発展がますます期待できるような内容でした。

第3部では、ポスターディスカッションと称して創立50周年記念館1階交流サロンにて第2部に引き続き第11回農芸化学研究企画賞中間報告を開催しました。また、今回は初の試みとして大会実行委員会との共催で大会トピックス演題のポスター発表も同時開催致しました。120名もの多くの方々に参加して頂き、至る所で活発な議論が行われ、サロンは終始その熱気に包まれておりました。

第4部では「世界に挑む!日本発バイオベンチャー!!」と冠したシンポジウムを開催しました。スパイバー株式会社 森田啓介氏からは微生物発酵生産によるクモの糸の量産化、株式会社ジナリス 西達也氏からは廃棄プラスチックからのポリフェノール類の大量生産、そして東京大学 菅裕明氏からはin vitroでの特殊ペプチドライブリー構築及びそのスクリーニングを用いた全く新しいペプチド創薬技術についてそれぞれ話題を提供して頂きました。どの講演も未来を切り拓く力強さに溢れた内容で、そのドラマティックな展開に会場中誰もが魅了されていました。実学としての農芸化学のあり方を我々に改めて問い直す一つの契機になったのではないかと思います。

そして第5部は会場を南福利施設(ピーチユニオン)に移し、ミキサーとの共催の形で技術交流会を開催しました。会場では一般、学生を問わず沢山の参加者で溢れ、アットホームな雰囲気の中で交流が行われました。

今回のフォーラムの参加者数は約250名でした。「トピックス賞のアナウンスが少ないので、一度に見られるのはありがたかった」、「第3部、ポスターは深いディスカッションできるのが良い」、「第4部、生のベンチャーの話は面白かった」、「第4部、今までに聞いたことが無いような発想を聞くことが出来て良い刺激になりました」「場所、会場が大変良く、落ち着いた中で講演を聞くことができました」、などといった本フォーラムに関して好意的なご意見を多数頂きました。本フォーラムを開催するにあたり、大会関係者をはじめ、様々な形でご支援頂いた多くの方々に改めて御礼申し上げます。また、「非常に面白い内容であるにもかかわらず、参加者が少ない。大会プログラムの内容を改善するなどもっと宣伝が必要ではないでしょうか」、「参加者が少なくてもったいない」、「大会前に事前に要旨が見られると聴きたいと思います」といったご意見も頂きました。本フォーラムが皆様にもっと周知されるよう、さらなる改善をしていきたいと思います。

また2016年度大会でもフォーラムを開催しますのでぜひ皆様ご参加ください。

*要旨集が必要な方は、さんわかトップページのE-Mail(こちら)にご連絡いただければ対応いたします。

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概要

主催 日本農芸化学会「産学官学術交流委員会」、「産学官若手交流会(通称:さんわか)」
日時 2015年3月28日(土)13時30分開始
会場 岡山大学 津島キャンパス 創立50周年記念館1階金光ホール・交流サロンおよび南福利施設(ピーチユニオン)
ポスター 2015年度産学館学術交流委員会フォーラム(PDF)
プログラム 第1部 第12回農芸化学研究企画賞受賞者研究企画発表会(創立50周年記念館1階金光ホール)
  • 13:30~13:35
    「農芸化学研究企画賞とは」 三輪 清志 氏(産学官学術交流委員会委員長)
  • 13:35~13:40
    「ゼブラフィッシュの受精卵感染モデル系を利用した抗感染症薬シーズの探索」 浅見 行弘 氏(北里大学・大学院感染制御科学府)
  • 13:40~13:45
    「微生物発酵法による植物アルカロイド生産と生薬生理活性物質の創製」 南 博道 氏(石川県立大学・生物資源工学研究所)

第10回農芸化学研究企画賞受賞者最終報告会(創立50周年記念館1階金光ホール)
  • 13:45~14:00
    「高機能食品成分を用いた脳老化の予防と改善に関する研究」 久恒 辰博 氏(東京大学・大学院新領域創成科学研究科)
  • 14:00~14:15
    「メタン発酵プロセスに用いる高熱性細菌の探索と応用」 中島 琢自 氏(北里大学・感染制御研究機構)
  • 14:15~14:30
    「ヘスぺリジンの機能性に注目したかんきつ類の高度利用と地域活性化」  田丸 靜香 氏(長崎県立大学・看護栄養学部)
第2部 第11回農芸化学研究企画賞中間報告会(創立50周年記念館1階金光ホール)

14:40~15:00
※第3部で引き続きポスターディスカッションを行います。
  • 「放線菌二次代謝物の生産を増強する小分子バイオメディエーターの開発」 高橋 俊二 氏((独)理化学研究所・環境資源科学研究センター)
  • 「生食用赤果肉リンゴ原因遺伝子の機能解析と育種の効率化」 松本 省吾 氏(名古屋大学・大学院生命農学研究科)
  • 「巨大褐藻類を原料とする有用バルクケミカル発酵生産技術の開発」 河井 重幸 氏(京都大学・大学院農学研究科)
第3部 ポスターディスカッション(創立50周年記念館1階交流サロン)

15:00~16:00
今年度は、第2部に引き続き第11回農芸化学研究企画賞中間報告と、初の試みとして大会トピックス演題のポスター発表(大会実行委員会との共催)を行います。幅広い研究者、特に若手研究者が自由に意見交換できる場を設けたいと考えています。
第4部 シンポジウム「世界に挑む!日本発バイオベンチャー!!」(創立50周年記念館1階金光ホール)

「農芸化学」は、実学として発展してきた学問です。しかしながら、数多くの研究が行われている一方で製品化、実用化にまで辿り着く研究はごく一部に限られています。このため、実学としての農芸化学の真のあり方が今問われています。本シンポジウムでは、近年注目を集めているバイオベンチャーを牽引する先生方に、これまでの研究、開発事例と将来の展望をご紹介頂きます。

16:00~18:15
  • 「“QMONOS”実用化への挑戦」 森田 啓介 氏(スパイバー株式会社)
  • 「ポリフェノールで環境と健康を守る!」 西 達也 氏(株式会社ジナリス)
  • 「非古典的特殊ペプチド創薬とイノベーション」 菅 裕明 氏(東京大学・大学院理学系研究科)
第5部 技術交流会(南福利施設(ピーチユニオン))

18:30~20:00
※第5部はミキサーと合同開催となっております。皆様奮ってご参加ください。

Published by 学会(田中) on 10 12月 2014

さんわか第23回ワークショップ「食糧問題に挑む農芸化学者たち」

報告

2015年1月28日(水)、東京農工大学 府中キャンパス 多目的講堂にて、さんわか第23回ワークショップ「食糧問題に挑む農芸化学者たち」を開催いたしました。
味の素株式会社 五十嵐大亮先生、独)農業生物資源研究所 内藤健先生、独)理化学研究所 関原明先生、東京農工大学 豊田剛己先生、以上4名の先生方をお迎えし、ご講演いただきました。

五十嵐先生からは、アミノ酸発酵生産より得られる発酵副生液の農業資材としての活用方法から、植物の病害抑制効果など発酵副生液の持つ特徴的な機能のメカニズムの解明まで、わかりやすく説明していただきました。

内藤先生からは、アズキの仲間であるVigna属の多様性についてユーモアを交えて紹介していただきました。塩性土壌、乾燥地など、厳しい環境で生存するVigna属の多様な適応戦略を解明し、応用すべく、最新の植物ゲノム解析技術を駆使した研究アプローチを詳細に解説していただきました。

関先生からは、重要な炭素資源作物であるキャッサバの分子育種について、研究内容を詳細に解説していただいただけでなく、コロンビア・タイ・ベトナムなど海外の研究機関と連携して研究を進めておられる様子についてご紹介いただきました。

豊田先生からは、農薬に頼らない土壌病害対策方法の開発について、農薬を多用することの弊害を紹介していただいた上で、環境に負荷をかけない土壌妨害防除や減農薬のための生物診断などの取り組みを分かりやすく説明していただきました。

以上4題のご講演から、食糧問題に対する農芸化学者の取り組みについて、幅広い観点で勉強することができました。当日は約30名の方にご参加いただき、講演後の質疑応答では活発な議論が交わされました。また、技術交流会では講師の先生方や参加者と意見交換が行われ、親睦を深めることができました。
今回のワークショップを通して、食糧問題が解決しなければならない人類の命題であることを改めて認識するとともに、農芸化学者が担う役割の大きさを感じました。本ワークショップが、食糧問題の解決に向けてどのように貢献していくべきか、皆さまが考察を深める一助になれば幸いに存じます。ご多用の中ご講演を引き受けてくださいました講師の先生方、ならびにご参加いただきました皆様には改めて御礼申し上げます。
農芸化学分野の研究・交流活動が益々発展していくことを祈念しております。今後ともさんわか活動にご協力・ご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

講演風景

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概要

タイトル 「食糧問題に挑む農芸化学者たち」
主催 日本農芸化学会 産学官若手交流会(さんわか)
開催趣旨 世界の爆発的な人口増加に伴い、現在の地球的規模での問題である食糧問題がさらに深刻となっていくことが推測されます。この問題の解決のため、世界に安全で美味しい食を提供することに挑んでいる農芸化学者からご講演を頂き、将来に渡って豊かな食生活を確保するために今何をすべきかを活発に議論したいと考えております。
日時 2015年1月28日(水)12:30~ 受付、13:00~ ワークショップ、17:30~ 技術交流会
会場  東京農工大学府中キャンパス 2号館1階多目的講義室
(京王線「府中駅」下車、バス約7分 または JR武蔵野線「北府中駅」下車、徒歩約12分)
講演者 味の素株式会社 五十嵐大亮 氏
独立行政法人農業 生物資源研究所 内藤健 氏
独立行政法人理化学研究所 関原明 氏
国立大学法人東京農工大学 豊田剛己 氏
プログラム 「食糧問題解決を目指した農業資材開発」
味の素株式会社 五十嵐大亮 氏

「Genus Vigna – the Wild and Sexy –」
独立行政法人農業 生物資源研究所 内藤健 氏

「最先端科学技術を用いたキャッサバ分子育種の推進」
独立行政法人理化学研究所 関原明 氏

「食糧問題解決の一助となる土壌病害対策とその診断」
国立大学法人東京農工大学 豊田剛己 氏
参加費 ワークショップ参加費:無料
技術交流会参加費:4,000円
参加申込 件名を「ワークショップ参加申し込み」とし、
・氏名
・所属
・連絡先メールアドレス
・交流会参加の有無
をE-mailにて、下記のアドレスへご連絡ください。

※申し込み先着順で定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。
※お申込みいただいた個人情報は、参加確認および今後のさんわかワークショップご案内以外の目的には使用いたしません。
問い合わせ先 株式会社カネカ 鷲田元久  (さんわか幹事)
E-mail: sanwaka_open@jsbba.or.jp
(@を半角の@に置き換えてください)

Published by 学会(田中) on 05 8月 2014

第22回ワークショップ「新しい局面を迎える機能性食品」

報告

2014年9月30日(火)、東京大学 中島董一郎ホールにて、さんわか第22回ワークショップ「新しい局面を迎える機能性食品」を開催いたしました。
東京大学大学院 農学生命科学研究科の佐藤隆一郎先生、東京農業大学 応用生物科学科の上原万里子先生、独)農研機構 食品総合研究所の山本万里先生、独)国立健康・栄養研究所の梅垣敬三先生、以上4名の第一線でご活躍されている先生方をお迎えし、ご講演いただきました。
佐藤先生からは、抗メタボリックシンドローム研究としてインスリン感受性上昇因子の探索系構築と活性成分の生理活性について、さらに、運動を模倣する機能を有する成分についてもご説明いただきました。

上原先生からは、骨・脂質・糖質代謝の相互関連性を踏まえた上で、さまざまな作用機構の機能性食品因子とそれらの機能について説明いただきました。

山本先生からは、機能性農産物の有効性研究やその供給、生鮮食品における機能性表示の考え方について、具体例を多く挙げながら分かりやすく解説いただきました。

梅垣先生からは、機能性表示食品が新たに認められることになったことを受け、その開発と利用法における留意点を紹介いただきました。機能性が表示された食品を使う側の人に、内容が正しく理解され生活習慣の改善につなげられるためには、あるべき制度や注意点はどのようなものか、詳しく解説いただきました。

以上4題のご講演から、機能性食品について最新の機能性研究の知見から、それらの開発、供給と効果的な利用法のあり方まで、幅広い観点で勉強することができました。また、当日は約50名の方にご参加いただき、講演後の質疑応答および技術交流会にて参加者と講師の方々との活発な意見交換が行われました。
今回の勉強会が、食品機能性研究が今後どのように展開し、人々の健康に貢献していけるのかについて皆さまが考察を深める一助になり、今後の研究に役立つことができれば幸いに存じます。
今回ご多用の中ご講演を引き受けてくださいました講師の先生方、ならびに本ワークショップにご参加いただいた皆様には改めて御礼申し上げます。
農芸化学分野の研究が今後もますます進展して行くことを祈念しております。今後ともさんわかの活動にご協力を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

講演風景

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概要

タイトル 「新しい局面を迎える機能性食品」
主催 日本農芸化学会 産学官若手交流会(さんわか)
開催趣旨 鈴木梅太郎博士によるビタミンB1の発見から100余年、農芸化学分野では実に多彩な食品研究が展開されて来ました。その中でも、近年の食品機能性に関する研究の発展は目覚ましく、アカデミア、産業界はもちろん、一般国民に至るまで幅広い関心を惹きつけております。高齢社会到来に伴う加齢性疾患の増加や生活習慣病の蔓延を背景に、機能性食品による疾病予防や健康維持への期待は高く、トクホ以外のヘルスクレーム制度を導入しようとする動きも現れています。実際に、国の成長戦略の一環として、健康食品への機能性表示の改革が指示され、消費者庁において「食品の新たな機能性表示制度に関する検討会」が進行しています。そんな今、食品機能性研究はどこまで進み、今後どのように展開していくべきなのかを学ぶため、第一線でご活躍されている先生方をお招きして、お話を伺う機会を企画いたしました。今後の食品機能性研究に、産・学・官がどのように取り組むべきなのかを考える一助になれたらと考えております。
日時 2014年9月30日(火)13:00~17:30 (17:45~ 技術交流会)
会場 東京大学農学部(弥生キャンパス) フードサイエンス棟2階
中島董一郎記念ホール
最寄駅からのアクセス:東大前駅(地下鉄南北線)より徒歩3分
根津駅(地下鉄千代田線)より徒歩10分
本郷三丁目駅(地下鉄大江戸線、地下鉄丸ノ内線)より徒歩15分
プログラム 「食品機能による生活習慣病予防の可能性」
東京大学大学院 農学生命科学研究科 佐藤 隆一郎

「ロコモとメタボを同時に改善する機能性食品因子」
東京農業大学 応用生物科学部 上原 万里子

「機能性農産物の開発と個人に合わせた供給システムの構築について」
独)農研機構 食品総合研究所 山本 万里

「機能性食品の開発と効果的な利用法」
独)国立健康・栄養研究所 梅垣 敬三
参加費 ワークショップ参加費:無料
技術交流会参加費:4,000円
参加申込 件名を「ワークショップ参加申し込み」とし、
・氏名
・所属
・連絡先メールアドレス
・交流会参加の有無
をE-mailにて、下記のアドレスへご連絡ください。

※申し込み先着順で定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。
※お申込みいただいた個人情報は、参加確認および今後のさんわかワークショップご案内以外の目的には使用いたしません。
問い合わせ先 東京大学大学院 農学生命科学研究科 石丸 喜朗  (さんわか幹事)
Tel: 03-5841-1878
E-mail: ayishi[at]mail.ecc.u-tokyo.ac.jp

Published by ダイナコム(浅井) on 17 6月 2014

第21回ワークショップ「ここまでできる!次世代のバイオ解析技術」

報告

2014年6月3日(木)に、さんわか第21回ワークショップ「ここまでできる!次世代のバイオ解析技術」を名古屋大学にて開催いたしました。

早稲田大学先進理工学部生命医科学科の竹山春子先生、名古屋大学大学院理学研究科の鈴木孝征先生、GEヘルスケアジャパン株式会社の高田元先生、日本ベクトン・ディッキンソン株式会社の黒中陽介先生の4名を講師としてお迎えし、ご講演いただきました。

竹山先生からは海洋遺伝子資源解析と応用と題しまして、次世代シーケンサーを用いたメタゲノム解析からシングルセルゲノム解析、およびそれらの解析手法を用いた海洋微生物の機能解明に関する研究についてご紹介いただきました。

鈴木先生からは次世代シーケンサーを用いた研究の加速を目的としたコンピューターシステムの構築について、膨大な量のデータから必要な情報を効率良く入手するための解析システム(Mitsucal)と実際の応用例についてご紹介いただきました。

高田先生からはイメージングサイトメーターについてご講演いただき、その特徴や原理、並びにGEヘルスケア社製のIn Cell Analyzerを用いた実際の解析事例を美しい画像と共にご紹介いただきました。

最後に黒中先生からはフローサイトメトリーの基礎知識から最新技術を用いた応用解析について、具体的な事例と共に初心者にも分かりやすく且つ詳細にご説明いただきました。

解析技術の基礎知識から最新知見まで幅広く学習することができ、とても有意義な勉強会となったと思っています。また、当日は40名近くの方にご参加いただき、講演後のQ&A並びに技術交流会にて活発な意見交換が行われました。今回の勉強会が、参加した皆様の今後の研究のお役に立つことができれば幸いです。

今回ご講演を引き受けてくださいました講師の皆様、並びに本勉強会にご参加いただいた皆様には改めて御礼申し上げます。今後ともさんわかの活動にご協力を賜りますようよろしくお願い致します。

講演風景

第21回ワークショップ-1

第21回ワークショップ-1

第21回ワークショップ-1

第21回ワークショップ-1

概要

タイトル 「ここまでできる!次世代のバイオ解析技術」
主催 日本農芸化学会 産学官若手交流会(さんわか)
開催趣旨 高速DNAシークエンス解析技術をはじめとするバイオ分野における様々な解析技術の著しい進歩は目を見張るものがあります。しかしながら、これらの新規技術を実際に使いこなすために必要な基本原理の理解が不十分であることから、これらを用いて具体的に何ができるのかが分からない、という研究者の声が多いのが実状です。そこで、今回のワークショップでは、FACS、高速DNAシークエンサー、イメージングアナライザーなど次世代のバイオ技術の仕組みや使用法、さらにこれらを活用した研究の応用事例について先生方にご講演頂き、新規バイオ解析技術への理解を深めるとともに今後の研究の発展に向けた活発な議論を行いたいと考えております。
日時 2014年6月3日(火)12:30~ 受付、13:00~ ワークショップ、18:00~ 技術交流会
会場 野依記念学術交流会館
(名古屋駅からのアクセス:
 地下鉄東山線本山駅下車、名城線乗換名古屋大学駅下車2番出口より、徒歩5分。)
プログラム 13:00~13:05
はじめに
東京大学大学院農学生命科学研究科 石丸喜朗
(さんわか第6期世話人代表)

13:05~14:05
「海洋遺伝子資源解析と応用」
早稲田大学 先進理工学部 生命医科学科 竹山春子

14:10~15:10
「次世代型シーケンサーを用いた研究を加速するコンピュータシステムの構築」
名古屋大学大学院 理学研究科 鈴木孝征

(休憩)

15:30~16:30
「多様化するサンプルに対するイメージングサイトメーターのアプローチ」
GEヘルスケアジャパン株式会社 高田 元

16:35~17:35
「フローサイトメトリー法の基礎知識と最新技術を用いた応用解析の可能性」
日本ベクトンディッキンソン株式会社 黒中洋介

18:00~
技術交流会(名古屋大学 レストラン花の木)
参加費 ワーショップ参加費:1,000円
技術交流会参加費:一般3,000円、学生1,000円
参加申込 件名を「ワークショップ参加申し込み」とし、
・氏名
・所属
・連絡先メールアドレス
・交流会参加の有無
をE-mailにて、下記のアドレスへご連絡ください。

※申し込み先着順で定員に達し次第、締め切りとさせていただきます。
※お申込みいただいた個人情報は、参加確認および今後のさんわかワークショップご案内以外の目的には使用いたしません。
問い合わせ先 名古屋大学大学院 生命農学研究科 兒島孝明 (さんわか幹事)
Tel: 052-789-4144
E-mail: kojimat[at]nuagr1.agr.nagoya-u.ac.jp

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