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8章 動物の生活環

2.細胞死
【解説】
 多細胞生物の細胞死には、ケガや火傷などの病的因子による「ネクローシス(壊死)」と自らの遺伝的制御機構に従って生命を絶つ「アポトーシス(計画死または自殺機構)」に大別されます。
 壊死では細胞は膨潤し、細胞内容物が漏出することにより細胞が死に至ります。このとき漏出した内容物により炎症が引き起こされることがあります。一方計画死では、細胞の縮小・泡沫化およびDNAの断片化が起こり、このとき細胞表層にあらわれる標識を元に免疫細胞により除去されます。この際、細胞内容物は漏出しないため炎症は起こりにくい状態です。放射線や一部の抗癌剤などでは、計画死のプログラムのスイッチを入れることで計画死を誘導することができます。

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