団体名 (京都府)八幡市立男山東中学校
開催日 2019年11月19日(火)
場所 八幡市立男山東中学校(京都府八幡市内里)
授業の名称 「甘味から苦味への体験とそのメカニズム」
講師 林 由桂子 氏(京都大学大学院 農学研究科)
聴講者 八幡市立男山東中学校1年生 123名
報告

 昆布から出るグルタミン酸、鰹節から出るイノシン酸、人工甘味料のサッカリンを口に含み、どのような味覚を感じるか実験を行った。人工甘味料のサッカリンは最初は甘く、おいしさを感じていたが、20秒くらいすると吐きそうな苦味に襲われ、生徒たちはなぜこのような現象が起こるのか疑問を感じていた。その後、味覚についての講義を聞いてメカニズムを理解していた。本校では二年次の家庭科で松花堂弁当を作ります。そこでうま味についても授業を実施するので、そのメカニズムを解明しておけば授業がスムーズに行えると考えて今回の取組を行いました。

授業風景

写真

生徒さんの感想

  • うま味や甘味など、味について考えることができました。舌にも場所によって味を感じる部分と感じない部分があると知って、面白いと思いました。新しいことをたくさん知れてよかったです。ありがとうございました。
  • 京大の先生が実際にきて、ちょっと難しい用語とかもあったけど、うま味のことについて知ることができた。人の機能は改めてすごいと関心した授業だった。
  • 講義を聞いて、舌の感じる味覚が分かりました。2つの実験を通して「うま味」って不思議な味だなと思いました。説明を聞いて、味覚のできた順番が進化ととても密接な関係ということを知りました。うま味など日本人がわかる味覚を大事にしたいと思いました。味覚についての分かりやすい講義ありがとうございました。