ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。

概要

日時 2008年6月28日(土) 午後3時~4時10分まで
場所 三省堂書店神保町本店2階 喫茶「ピッコロ」
テーマ バイオマス(生物資源)は21世紀資源・環境問題解決の鍵となるか?
講師 五十嵐泰夫 氏
東京大学 生物生産工学研究センター長
大学院農学生命科学科応用生命工学専攻・応用微生物学研究室・教授
コーディネーター 吉川 学 氏
毎日新聞科学環境部
共催 農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店
内容 一時は炭酸ガス問題の救世主のように言われ、また最近では特に世界の貧困層の飢餓の元凶みたいに言われているバイオエタノール。いったい、この飲めない(飲まない)アルコールの何が問題なのだろうか。石油に代わりバイオエタノールを使うことは本当に地球環境に良いことなのだろうか。逆に地球に飢餓をもたらすのだろうか。

一方で石油価格の高騰。21世紀は資源確保闘争の時代だという。資源の乏しい日本は石油のみならず食糧・飼料も含む有機資源にも乏しい。乏しいながらも存在するわが国の有機資源、バイオマスを有効に利・活用していくことが、この国、特に農山村で明るく楽しく健康的に生きていくことに繋がっていくのではないだろうか。

参加者の方のご意見

  • バイオマスと一言で言ってもエネルギー、食物、別々のものでなくすべて密接に繋がっているのだと思った。今日の話を聞いたところでは結局どういった方向に行けば良いのかまだまだ難しい問題であると思った。
  • プレスの方をコーディネーター役にするのは良い運営の仕方と思います。時間配分や意見を引き出すやり方についてどうして行けば良いか工夫を。
  • 大変解りやすい講演でありがとうございました。バイオマスの地産地消のサイクルは都市にも応用できるように思います。私が勤務している川﨑市には 臨海工場地帯があり、工場の廃棄熱と海に面した太陽光に恵まれた地理的条件はバイオマス生産地として適するようにも思えます。バイオマス⇔農業との関係と同様、工場地帯⇔バイオマス生産もあり得るように思えました。
  •  テーブルの配置が少し見づらいです。体の向きがつらい。

会場風景

サイエンスカフェ

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