概要

日時 2012年1月22日(日) 15:00~17:00
場所 山口市菜香亭 2階会議室(山口市天花1-2-7)
テーマ 身体にいいのを「飲む」「食べる」:飲食料品の中の機能性2 「大豆パワーを活かそう~健康を保つために~」
講師 山口県立大学看護栄養学部栄養学科 教授 島田 和子 氏
コーディネーター 山口大学大学院医学系研究科 教授 松井 健二 氏
共催 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会
内容 大豆は他の豆類と比べて、たんぱく質と脂質を豊富に含んでいます。大豆たんぱく質はアミノ酸バランスが良く、主食の米など穀類に不足する必須アミノ酸のリシンが多いことが知られています。動脈硬化症などの生活習慣病の予防のためには飽和脂肪酸よりも不飽和脂肪酸を多く含む食品を食べた方がいいのですが、大豆には飽和脂肪酸よりもリノール酸などの不飽和脂肪酸が多い特徴があります。また,動物性食品に含まれるコレステロールを含まない一方、カリウム、カルシウムなどの体に必要なミネラルが多く、栄養的に優れた食材と言えます。
さらに、これらの栄養素以外に、体に良い働きをする機能性成分が大豆に含まれています。今回、大豆タンパク質の血中コレステロール低下作用、食物繊維の整腸作用や大腸がん予防、大豆オリゴ糖の整腸作用、イソフラボンの骨粗しょう症予防など、健康効果を持つ機能性成分についてのお話をしたいと思います。食生活の変化に伴って、私たち日本人特に若い人たちは大豆を食べることが少なくなっています。そこで、古くて新しい「大豆パワー」の健康効果を見直して、自分の食生活を振り返ってみませんか。
参加費 500 円 (ドリンク代を含む)
申込方法 松井健二(山口大学大学院医学系研究科)宛てE-mailまたはお電話でお申込ください。E-mail、TEL:083-933-5850

会場風景

サイエンスカフェ会場風景

参加者の声

  • 食生活に関連するお話で大変参考になりました。大豆に関してはなんとなく情報は得ていますが、今日は化学的に説明がありましたので、納得してこれからの食生活をして行くことができそうです。
  • 大豆コーヒーは後味がよく、美味しかったです。場所もすてきで雰囲気も良かったです。毎日の食生活を見直して手作りみそを作ってみたいと思いました。益々大豆が好きになりました。