概要

日時 2016年9月3日(土) 15:00~16:30
場所 三省堂書店札幌店BOOKS&CAFE(UCC)(北海道札幌市中央区北五条西2-5 JRタワー札幌ステラプレイス5F)
テーマ 「自然に教わるバイオマスの使い方」
講師 北海道大学農学研究院 助教 高須賀 太一 氏
コーディネーター 北海道大学農学研究院 准教授 石塚 敏 氏
共催 日本学術会議農芸化学分科会
内容 本講演では、持続型社会の構築に向けて、石油の代替燃料として注目されているバイオエタノールの生産技術について、私のこれまでの研究をふまえご紹介致します。バイオエタノールとは、再生可能な生物がつくる資源(バイオマス)を原料として作られるエタノールのことを指します。現在、原料として利用されているバイオマスは主に砂糖やトウモロコシであり、私たち人間の食料と競合してしまうことが問題となっています。この課題を解決するために、私達人間が“食べられない”ものであり、地表上最も豊富にあるバイオマスである森林資源を利用することが考えられています。しかしながら、森林バイオマスからエタノールを生産するために最も重要な糖化プロセス(木を分解して糖を取り出す工程)が進まないために利用が広がっていません。そこで、私の研究室では自然界で木を分解している微生物を研究する事で、どのように木を効率的に分解すれば良いのかを明らかにすることからバイオエタノール生産の効率化を目指しています。
参加費 500円(ドリンク代を含む)
お申込み 三省堂書店サイエンスカフェのページ (https://www.books-sanseido.co.jp/sciencecafe/4120)よりお申し込みください。(終了しました)

会場風景

写真