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15 章 遺伝子組換え食品

2.日本の食料自給率
【解説】
 日本(人口:1億2,000万人)の食料自給率は約40%程度で、先進諸国の中でも際立って低位にあります。大豆、トウモロコシ、ナタネ、綿は、ほぼ100%輸入しています。狭小な国土、農村労働力の減少、休耕による土壌の劣化の中で、いかにして食料を確保するかは、わが国にとって重要な問題です。現在64億人の世界人口も、今世紀中に100億人近くになると予測されています。しかし、世界の穀物生産高(18億トン/年)はここ10年間改善されず、世界的な食料不足が懸念されます。バイオテクノロジーは、食料問題の解決に応えることができる科学技術の1つです。

【用語説明】
世界の穀物
小麦、イネ、トウモロコシ、大麦、ソルガム、キャッサバの6品種で世界人口の70%以上が維持されています。

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