日本農芸化学会男女共同参画委員会では、男女共同参画を推進するため年次大会で男女共同参画ランチョンシンポジウムを開催することとなりました。

本年度は大学教員(女性)1名、配偶者が単身赴任中に育児を担当した大学教員(男性)1名、企業人(女性)1名をお呼びしてご講演いただき、講演後、参加者とフリーディスカッションを行っていただきます。

本ランチョンシンポジウムは、特に学生会員や社会で活動し始めたばかりの若手会員に、仕事で直面するさまざまな課題や問題とそれらをフレキシブルに乗り越えるための具体的な方法や心の持ち方などを世代の近い先輩から学んでいただき、将来のキャリアパス実現に役立ててもらうことを目指して開催するものです。

本大会でのランチョンシンポジウムのチケットは、名城大学 共通講義棟北1階出入口ロビー「ランチョンセミナー・ランチョンシンポジウムチケット配布デスク」にて開催日当日、8:15より配布します。

チケット配布の際、大会参加証にチケット受領の押印をしますので、大会参加登録をお済ませの上、チケットを受け取り、開始5分前までに会場にお越しください。

空席がある場合は、チケットがなくても入場できます。

タイトル 男女共同参画ランチョンシンポジウム(フォーラム)
「いろんな話を聞いてみよう,しゃべってみよう」
後援 男女共同参画学協会連絡会
日程 2018年3月17日(土)12:30~13:30
場所 名城大学天白キャンパス 会場:6号館 1階 食堂
プログラム 12:30 開会の挨拶
熊谷日登美(日本大学生物資源科学部)

12:40
3LS01-1「シングルマザーの研究生活」
伊藤美環子(農研機構 北海道農業研究センター)
シングルマザーとして2人の子供の子育てをしながら研究を続けられた要因を振り返り、直面した問題や利用した制度、工夫していた事などについてお話したいと思います。

3LS01-2「働きやすい職場とは ―多様性について考える―」
青木里奈((株)カネカ)
みんなが働きやすい職場をつくるにはどうしたら良いのか?育休からの職場復帰を控える今の私の考えをお話ししたいと思います。

3LS01-3「男性研究者とワークライフバランス」
中村英光(東京大学大学院農学生命科学研究科)
ポスドク時代に二児を授かり、 妻と共働きで今も子育てに奮闘中。 研究との両立の上での苦労や工夫したことをお話しします。

3LS01-4「環境変化を楽しむセルフイノベーション」
金岡香之子(アステラスファーマテック(株))
組織人として、色々な場面に遭遇してきた経験をふまえ、これらの状況を上手く活用し、自分らしく変化し続ける楽しみ方をお話し出来ればと思います。

3LS01-5「山あり谷ありの中で、成長を信じる」
大田ゆかり(海洋研究開発機構)
思うように研究の時間が取れないとき、その時々に出来ることをやりながら、その先を考える方法もあるかも知れません。

3LS01-6「企業で研究者として働きながら考えていること」
石本容子(第一三共(株))
就職した理由や企業と大学での研究の違い、現在試行錯誤中の仕事・家事・育児の両立について、ざっくばらんにお話しします。

3LS01-7「子育てしながらの公募、教育・研究生活について」
齊藤安貴子(大阪電気通信大学工学部)
子育てしながら経験した教員公募・保育園探し、現在の教育・研究生活において好きな研究を続けるための戦略について語ります。

3LS01-8「企業研究の面白さ」
堤 浩子(月桂冠(株))
企業のモノづくりで、研究開発が面白い時もあれば、壁にもぶつかります。人とのつながりの楽しさや仕事の面白さについてお話します。

3LS01-9「研究を職業として選ぶ人生とは?」
古園さおり(東京大学生物生産工学研究センター)
研究を職業として選んだ私のこれまでの人生の中で、思ったこと、悩んだこと、気付いたことなどお話ししてみたいと思います。

3LS01-10「北欧外資系企業での研究開発に携わって」
松井知子(ノボザイムズ ジャパン(株))
デンマーク企業の日本の研究所というちょっとレアな場所での仕事と子育ての経験から感じたこと(日本との相違点、類似点など)

13:25 閉会の挨拶
熊谷日登美(日本大学生物資源科学部)