大会シンポジウム 3月30日13:30~17:00開催

日本農芸化学会2010年度(平成22年度)大会のシンポジウムの一部は、会員の皆様からの公募により構成しました。本誌(47巻5号~7号)を通じて課題を募集し(7月24日〆切)、最終的に以下の29課題を採択しました。なおシンポジウムのうち下記11課題は、本部主催によるA.「アジアとの連携」シンポジウム、B.「農学関連の他学会との連携」シンポジウムとして開催いたします。

シンポジウムの課題と世話人は以下の通りです。なお、シンポジウム講演者の一般公募はいたしません。

番号 タイトル、世話人(所属) 会場
4SY01 ジアでの微生物 cell-cell communication 研究の最前線
世話人:大西康夫(東大)、野村暢彦(筑波大)
AJ会場
(13号館
2階1313)
4SY02 食品成分による免疫・炎症反応の制御
共催:Health Food Society of Taiwan(台湾保健食品学会)
世話人:戸塚 護(東大)、Zwe-Ling Kong(NTOU)
AL会場
(13号館
2階1321)
4SY03 不毛な土地での植物生産
世話人:鈴木義人(茨城大・農・資源生物)、藤原 徹(東大・生セ)
AQ会場
(7号館
2階721)
4SY04 アジアの時間生物学研究:時を刻む分子機構から疾患・栄養との関わりまで
協賛:日本時間生物学会
世話人:加藤久典(東大)、傅 正偉(中国浙江工業大)、大池秀明(食総研)
AW会場
(5号館
1階512)
4SY05 かび、きのこの二次代謝産物
世話人:河岸洋和(静岡大)、豊増知伸(山形大)、作田庄平(東大)
AU会場
(7号館
3階741)
4SY06 環境にやさしいアジア-環境バイオテクノロジーにおけるアジアとの連携
共催:環境バイオテクノロジー学会
世話人:福田雅夫(長岡技大)、野尻秀昭(東大)
AR会場
(7号館
2階723)
4SY07 異分野融合による動物科学のカッティングエッジ
世話人:千田和広(東大・院・農生科)、森 裕司(東大・院・農生科)
AS会場
(7号館
2階724)
4SY08 水産動物における生理現象とその物質的基盤
共催:(社)日本水産学会
世話人:長澤寛道(東大)、岡野桂樹(秋田県大)、山野恵祐(養殖研)
AZ会場
(5号館
1階513)
4SY09 カドミウム ― 生物地球科学的循環と食の安全
世話人:吉村悦郎(東大院農生科・応生化)、妹尾啓史(東大院農生科・応生化)
XA会場
(5号館
1階514)
4SY10 応用を目指した植物研究の交点
世話人:弦間洋(筑波大)、浅見忠男(東大)
AC会場
(5号館
3階533)
4SY11 昆虫科学研究の最前線 -生態と化学ー
世話人:片岡宏誌(東大院新領域・先端生命)、篠田徹郎(農業生物資源研)
AD会場
(5号館
2階525)
4SY12 耐熱性発酵微生物の機能解析と高温発酵系の開発
共催:応用微生物学研究協議会生物系特定産業技術研究支援センター
世話人:松下一信(山口大農学部)、山田 守(山口大医学系研究科)、赤田倫治(山口大院医・応用分子生命)
AG会場
(11号館
1階1101)
4SY13 微生物における脂質シグナリング
世話人:太田明徳(東大)、阪井康能(京大)
XB会場
(12号館
1階1213)
4SY14 多面的アプローチによる微生物のエネルギー代謝研究の新化とモノづくりへの展開
共催:(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター
世話人:川崎 寿(東電大院工)、高木博史(奈良先端大・バイオ)
AB会場
(5号館
3階532)
4SY15 真核微生物が拓く細胞生物学の最前線
世話人:足立博之(東大)、田中 寛(千葉大)、野田陽一(東大)
AV会場
(5号館
1階511)
4SY16 Ecological Volatiles: 動植物間の揮発性シグナル分子を介したクロストーク
世話人:松井健二(山口大院医学系)、松田一彦(近畿大)、東原和成(東大)
AH会場
(11号館
1階1102)
4SY17 イソプレノイド化合物のケミストリーとバイオロジー
世話人:川向 誠(島根大・生資・生命工)、葛山智久(東大・生物工学セ)、邊見 久(名大・生命農学)
AN会場
(12号館
2階1225)
4SY18 微生物ゲノム中に眠る二次代謝遺伝子資源の活用 -新しい創薬リード発見に向けて-
世話人:長田裕之(理研基幹研CB)、吉田 稔(理研基幹研CG)
AX会場
(5号館
2階523)
4SY19 地球環境保全のための化学/生物プロセスの活用と融合
共催:(財)バイオインダストリー協会 新資源生物変換研究会
世話人:中野秀雄(名大院生命農)、中島田 豊(広島大院先端分子生命)
AF会場
(11号館
2階1106)
4SY20 多様な「非デンプン性」バイオマスからの効率的かつ多角的なバイオエタノール生産をめざす酵素化学の現状と展望
世話人:井上國世(京大院農・食生科)、深溝 慶(近畿大農・バイオ)
AY会場
(5号館
2階524)
4SY21 骨格筋機能と生活習慣病
世話人:亀井康富(東京医歯大)、三浦進司(国立健栄研)
AO会場
(12号館
2階1222)
4SY22 食品の微生物制御:保存料等食品添加物の研究の最前線
共催:日本乳酸菌学会日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学部会日本食品衛生学会日本食品科学工学会日本食品添加物協会日本食品化学学会日本食品微生物学会
世話人:園元謙二(九大院・農)、一色賢司(北大院・水産科学)
AA会場
(5号館
3階531)
4SY23 食品成分の吸収・代謝・作用発現に関わる生体システム
共催:日本フードファクター学会(JSoFF)
世話人:榊原陽一(宮崎大)、室田佳恵子(徳島大)、薩 秀夫(東大)
AK会場
(13号館
2階1323)
4SY24 タンパク質を修飾する酵素反応の活用と新展開
世話人:人見清隆(名大)、神谷典穂(九大)
AT会場
(7号館
4階761)
4SY25 タンパク質発現手法の最適化―失敗をどのように成功に導くか―
世話人:伊東昌章(沖縄高専生資工)、藤山和仁(阪大ICBiotech)
AP会場
(7号館
3階743)
4SY26 酵素・タンパク質のユニークな活性調節機構および機能発現の新展開
世話人:小林達彦(筑波大)、西山 真(東大)
AM会場
(13号館
2階1322)
4SY27 酵素工学と生体触媒化学
世話人:浅野泰久(富県大)、須貝 威(慶大)
AE会場
(11号館
2階1108)
4SY28 リボソーム生合成研究の新展開
世話人:高椅信弘(東京農工大)、水田啓子(広島大)
XC会場
(12号館
1階1214)
4SY29 革新的生体分子化学計算シミュレーション:その現状と未来展望
共催:HPCシステムズ株式会社
協賛:東京大学生産技術研究所革新的シミュレーション研究センター、スーパーコンピューティング技術産業応用協議会バイオワーキンググループ
世話人:直島好伸(岡山理大)、亀澤 誠(甲南化工)
AI会場
(13号館
3階1331)

理科教育ランチョンシンポジウム開催のお知らせ

学術活動強化委員会では、理科教育ランチョンシンポジウムを下記の要領で開催する予定です。ジュニア農芸化学会の高校生とともに参加者各位も奮ってご参加下さい。

主催 学術活動強化委員会
日時 2010年3月29日(月)12:30~13:20
場所 AR会場(7号館2階723)
参加費 無料
テーマ はばたけ、明日の“化学と生物”を支える高校生!
(予定です。変更される場合があります)

※プログラム、参加要領など詳細は、追って「大会プログラム号」に掲載してお知らせいたします。


「農芸化学における教育改革と分野別質保証」
ランチョンシンポジウム

主催 JABEE対応委員会
日時 3月29日(月) 12:30~14:00
場所 AU会場(7号館3階741)
参加費 無料
世話人 江坂宗春 (広大院生物、JABEE対応委員会委員長)
太田明徳 (東大院農、副会長、JABEE対応委員)
西山 真 (東大生物生産工研セ、理事、JABEE対応委員)
開催趣旨 近年、人材育成の観点から、大学教育の改善が叫ばれ、大学教育の在り方が問われている。

特に、各学問領域・分野の教育の質を保証する枠組みづくりが重要な課題となっており、文部科学省の中央教育審議会答申でも分野別質保証の重要性が指摘された。将来的な分野別評価の実施を視野に入れて、各分野の到達目標の設定、コア・カリキュラムやモデル教材の開発を促進するとともに、学協会や大学団体における主体的な取組が期待されている。

このような中、日本学術会議において、「大学教育の分野別の質保証の在り方」の委員会が設けられ、検討されている。本シンポジウムでは、JABEEの紹介をしながら、農芸化学分野・領域の教育改革について、特に、「大学教育の分野別質保証のあり方」に焦点をあて、議論したい。
講演者
  • 講演1 「大学における実践的技術者教育」
    神田忠雄 (文部科学省高等教育局専門教育課企画官) 
  • 講演2 「進む分野別教育の質保証 – 薬学の事例-」
    小澤光一郎 (広大院医歯薬総研)
  • 講演3 「JABEEにおける質保証と教育改革」
    清水和幸 (九州工大情報工・日本生物工学会JABEE委員会委員長)