日本農芸化学会2019年度大会開催にあたって

浅見 忠男

2019年度大会実行委員長 浅見 忠男

日本農芸化学会2019年度大会開催にあたり実行委員会を代表してご挨拶申し上げます。

日本農芸化学会大会は生命食環境の3つのキーワードに代表される「化学と生物」に関する基礎から応用までの幅広い研究成果を発表する場であり毎年開催されています。今回の大会は2019年3月24日(日)から27日(水)までの4日間東京農業大学世田谷キャンパスを主会場として開催されます。例年の大会と大きく変わった点が2点ございますので紹介いたしますと1点目は大会1日目ではなく2日目に授賞式ならびに受賞講演が東京農業大学でそして懇親会が新宿の京王プラザホテルで開催されることです。そして2点目はポスター発表(優秀発表)が200題予定されていることです。ポスター発表はプログラム編成会議において応募のあった一般講演の中から選ばれる予定です。 

一般講演(口頭発表)大会シンポジウムは大会1日目3日目4日目に各々の分野の重複を避けて開催予定です。ランチョンセミナー機器・試薬・書籍等展示会も例年どおり開催されます。大会1日目には恒例の「JABEEランチョンシンポジウム」が開催されます。名古屋大会で好評であった学生と企業の交流の場は「農芸化学企業説明会」と名称を変更して2日目に設ける予定です。恒例のジュニア農芸化学会も2日目に開催されますので足を運んで高校生諸君の取り組みを励ましていただけたらと存じます。大会3日目は「男女共同参画ランチョンシンポジウム」が開催されます。各種女性賞とともに農芸化学会としての男女共同参画への取り組みへの一環となっております。また、「産学官学術交流フォーラム」も企画されています。同日には、学術活動強化委員会が企画する「分野融合連携(他学会連携)シンポジウム」が2件開催されます。それぞれ、日本機能性食品医用学会日本ゲノム微生物学会との共催となっており、他学会の連携を促進する取り組みとなっています。昨年に引き続き、「BBBランチョンセミナー」も企画しておりますので、ご参加をお待ちしております。大会4日目には腸内細菌と健康をテーマとした農芸化学「化学と生物」シンポジウムを東京農業大学で開催いたします。また例年のとおり若手研究者・学生を対象とした「農芸化学Frontiersシンポジウム」を大会最終日から翌日にかけて開催いたします。若手研究者や学生の交流の場として設けておりますので若手の皆様は積極的にご参加いただきますようお願いいたします。

以上簡単ではございますが概略について説明いたしました。行き届かない点も多いとは存じますがご容赦を賜りますとともに大会後にはご意見を実行委員会あるいは農芸化学会事務局にいただけますと有難く存じます。

最後になりましたが大会開催にあたっては多くの企業・団体様からのご支援が欠かせません。既に一部ご協力のお願いをしているところでございますが飲料等のご寄附だけでなく機器・試薬・書籍等展示会展示ランチョンセミナー企業説明会広告掲載などでご支援をお願いすることになります。大会の成功に向けてのご協力賜りたくお願い申し上げます。

実行委員会として本大会が実りあるものとなるよう努力するのは当然ですが日本農芸化学会2019年度大会におきましても、是非とも皆様のご協力と大会への参加そして農芸化学の未来についての活発なご議論お願い申し上げます。本年会が次世代が活躍するための導きの一端となることを祈念しております。