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最終更新日:2022年11月1日

日本農芸化学会2023年度大会開催にあたって

2023年度大会実行委員長 加藤 純一

2023年度大会実行委員長 加藤 純一

日本農芸化学会2023年度大会開催にあたり実行委員会を代表してご挨拶申し上げます。

2020年以降の2年間は、オンラインによるコミュニケーションの便利さと有効性を知る期間であったと同時に、対面によるコミュニケーションの情報量の多さや重要性に改めて気づく2年間でありました。2021年の年末にはCOVID-19が沈静化し、これで広島に皆様をお迎えして対面で大会を行い、十二分に農芸化学を議論してもらおうと張り切っておりました。しかし、2022年の2月に第6波、そして7-8月には第7波の大きな感染流行の波が押し寄せて来まして、今後の情勢も非常に不確かになってきました。その中で確実に大会を開催するために、苦渋の選択ではありますが、一般講演シンポジウムジュニア農芸化学会オンラインで行うことに決定しました。

2023年度大会では、学会各賞の受賞者を広島にお招きし、授賞式および受賞講演を対面で開催することを計画しております。小さな一歩ではありますが、大会の正常化への助走となればと願っております。

オンラインによる諸発表ですが、2021年度大会、2022年度大会の実行委員会の創意・工夫で実に有効なシステムとなってきました。私どもは基本的にこのシステムを踏襲、さらにブラッシュアップして、有効な情報発信、有意義な情報交換ができる場を設ける所存です。

以下、大会の概要について説明いたします。

一般講演は、2021、2022年度大会と同様にオンデマンド配信で大会期間中いつでも視聴できるようにします。3月14日(火)から16日(木)にZoomのブレイクアウトルーム機能を使って、発表者と直接質疑応答ができるようにします。農芸化学奨励賞女性研究者賞若手女性研究者賞の受賞講演は、一般講演の時間枠の中でオンライン発信していただきます。

大会シンポジウムは18件を採択しました。3月14~16日の期間、1日6件、リアルタイムのZoomウェビナー形式で実施します。同分野のシンポジウムが同じ時間に重ならないよう、また、一般講演との重なりもできるだけ避けられるようにプログラムを編成いたします。また、毎日正午前後にスポンサードセミナー(旧ランチョンセミナー)を実施する予定です。

授賞式受賞講演は受賞者を広島にお招きし、広島コンベンションホールにて対面で開催します。開催日は、受賞者の一般講演やシンポジウム参加の便宜を図るために、大会最終日である3月17日(金)としました。なお、3月17日に行うのは、日本農芸化学会賞功績賞技術賞の受賞講演であり、前述しましたように、農芸化学奨励賞、女性研究者賞、若手女性研究者賞の受賞講演は一般講演の時間帯で行います。授賞式・受賞講演は一般にライブ配信し、オンラインで視聴することができます。

2021年度、2022年度と盛会になってきましたジュニア農芸化学会も3月14~16日の間の1日で開催いたします。例年通り、研究成果発表はオンデマンド配信し、コアタイムを設けた質疑応答および表彰式はオンラインで行います。新しい試みとして、質疑応答と表彰式の間に、著名な研究者をお招きし、「ジュニア農芸化学会セミナー」を開催する予定です。農芸化学「化学と生物」シンポジウムおよび農芸化学Frontiersシンポジウムは本大会では開催いたしません。また、極めて重要な催しである全体の懇親会も残念ながら開催いたしません。

是非積極的に大会に参加いただき、2023年度大会を大きく盛り上げていただきたく、お願い申しあげます。