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8章 動物の生活環

7.昆虫の脱皮・変態に作用するホルモン
【解説】
 昆虫の脱皮や変態は、3つのホルモンによってコントロールされています。脳から分泌される前胸腺刺激ホルモン(PTTH)は、胸部にある前胸腺からの脱皮ホルモン(エクジソン)の分泌を促進します。エクジソンは、皮膚などの細胞に直接作用し、新しい表皮の形成を促します。一方、アラタ体という器官からは幼若ホルモン(JH)が分泌され、JH存在下でエクジソンが作用すると幼虫脱皮が、またはJH非存在下でエクジソンが作用すると幼虫からサナギ、サナギから成虫への変態が起こります。

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