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20章 循環型・共生社会への脱皮

1.現在の環境問題
【解説】
 人間は自然環境を開発・利用し続けて現在の文明社会を築き上げましたが、その結果、地球の生態系を脅かし、生物の生存基盤を危うくする事態を引き起こしました。そこで、「持続可能な開発」という新しい概念が、循環型・共生社会を築き上げるために提唱されました。他方、家庭から出る物質が環境問題を引き起こしているなど、まさに“Think globally, act locally(地球規模で考え、足元から行動する)”ことが求められているのです。

【用語説明】
持続可能な開発
 持続的な発展のためには、資源・環境保存が必要不可欠であるという考え方。たとえば、植物資源を材料にして発酵法などで作られる生分解性プラスチックは、使用後に堆肥化して、再び植物資源の育成に利用できます。植物や微生物などのバイオマス(生物資源)は、再生可能資源ともいいます。

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