施設名 (東京都)北豊島中学校・高等学校
日時 2017年2月13日(月) 10:30~12:30
場所 北豊島中学校・高等学校(東京都荒川区東尾久6-34-24)
授業の名称 「農芸化学の成果と食品の研究」
講師 熊谷 日登美 氏(日本大学教授)
担当者 梅本 晃章
聴講者 中学3年生 生徒24名
報告 「農芸化学とは何か」や「農芸化学と私たちの生活のつながり」、「食品の機能」に関する内容の他にも、「中高と大学の学び方の違い」や「研究者という職業」、「女性のキャリア形成」について、熊谷先生ご自身の経験談も交えながら、多岐にわたって話をしてくださいました。また、大学生の方々が1班に1人付いて、ゲル化の実験や、食品における色やにおいの重要性を確かめる実験をしてくださいました。
1時間目は講義で、中学3年生にとってはやや難しい内容もありましたが、丁寧に解説してくだいました。研究職に向いているか否かといった話や、中高の学習がどのように大学に結びついていくかといった話では、生徒たちも自分の性格と照らし合わせながら考えている様子でした。
2時間目は実験でした。ゲル化の実験では、学生さんがカルシウムイオンの特性やゲル化のしくみを丁寧に解説しながら実験をしてくださいました。また、食品の二次機能に関する実験では、色と香りが味覚に与える影響について、生徒自身が身をもって実感していました。香料を入れてジュースを作り、色のちがいで味の感じ方に変化があるかを試したり、目と鼻からの情報を抑えて飴をなめて味を当てたりなど、実験の内容に生徒たちは終始興味深く取り組んでいました。

授業風景

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