概要

日時 2011年2月26日(土) 15:00~16:30
場所 三省堂書店 神保町本店2階 UCC カフェコンフォート
テーマ クスリが働くミクロの世界-ケミカルバイオロジーへの誘い-
講師 独立行政法人理化学研究所基幹研究所ケミカルゲノミクス研究
グループ・グループディレクター
吉田 稔 氏
コーディネーター 毎日新聞 科学環境部 記者
西川 拓 氏
共催 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店
内容 うまく利用して感染症の治療に使ってきました。さらに微生物や植物が作る物質から、抗がん剤、高脂血症薬、免疫抑制剤などが発見、開発されるようになりました。現在臨床で使われている薬は、こうした天然由来の化合物を人間の手で変化を加えたものが大部分だといわれています。
また、このようにして発見された化合物は、たとえクスリにならなくても細胞というミクロの世界の中で起こっているさまざまな現象を理解するための道具としても大変役立ちます。このような化合物を使った研究はケミカルバイオロジーとも呼ばれています。
どのようにしてクスリのもととのなる化合物を見つけ出すのか、それらはどうやって治療効果のもととなる作用を細胞の中で発揮するのか、そして今、どのようなクスリが開発されているのか、それによって我々はさらに寿命を延ばすことができるのかどうかなどについて、いくつかの例を挙げて解説します。
参加費 500円(ドリンク代を含む)
申し込み先 三省堂書店神保町本店

会場風景