会費の改定について
2025年8月1日
会員各位
公益社団法人日本農芸化学会
会長 上原 万里子
平素は日本農芸化学会の活動に対しましてご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さてこの度、前期理事会の議を経て、2026年度より会費価格を下記の通り改定することとなりました。一般会員会費を10,000円から12,000円に改定し、学生会員会費を3,000円から6,000円と2014年以前の価格に戻します。
過去40年間を振り返りますと、1987年に一般会員会費を6,000円から8,000円に、学生会員会費を4,000円から5,000円に改定、その16年後の2003年に一般会員会費を8,000円から10,000円に、学生会員会費を5,000円から6,000円に改定、2013年から2014年にかけては、学生会員会費を6,000円から3,000円に改定、2017年には大学卒業・大学院修了後の一般会員の会費を学生会費価格3,000円に据え置く優遇措置を開始いたしました。この2013年から2014年の学生会員会費の改定及び2017年の優遇措置については、学会創立100年に向け、若手会員の増加を期待した試験的な措置でございました。
2017年の優遇措置を決定した際に一般会員会費は据え置きとなりましたが、20年以上もの間、学会の運営を継続でき、昨年に創立100年を迎えられましたのは、ひとえに会員の皆さまによる本会の活動に対するご協力の賜物であり、農芸化学諸分野の研究に対するご支援ご期待の顕れと、心より御礼申し上げます。
先にご案内しました本会の和文誌「化学と生物」の刊行頻度の変更とともに、会費の改定に踏み切ることとなった背景には、過去20年間の日本の経済情勢の変化、特に消費税率のアップ、雑誌制作に伴う原材料価格等印刷製本費及び輸送費等の高騰、法人会員数の減少がございます。また、2017年に公益財団法人農芸化学研究奨励会を吸収合併し財団の助成事業を継承したことで農芸化学会の事業を拡大した結果、各種事務経費及び賃金の上昇によって財政が硬直化したことも否めません。この度の会費価格の改定を議論した理事会では、創立100周年を冠した記念事業は記念誌の出版を残して終了とし、またその他の各種助成の公募のほぼすべてを休止することを決定いたしました。
このような状況ではございますが、農芸化学会は、農芸化学諸分野の基礎及び応用研究の進歩・普及、及び同分野の教育の推進を図り貢献すべく、毎年度開催している研究集会、各支部における支部大会、支部例会、支部講演会、各種委員会が企画するシンポジウムやサイエンスカフェなどについては引き続き継続いたします。そして財政再建を見込める状態となった暁には、本会の事業の在り方を真摯に見直し、理事会において建設的な議論をしてまいる所存です。
上記の事情をご賢察のうえ、引き続き、会員の皆様のご支援ご厚誼を賜りますよう、何卒お願い申し上げます。なお、本会の活動に対しまして、ご寄附も受け付けておりますので、こちらも併せてご高配いただければ誠に有り難く存じます。
記
会費の改定
| 一般会員 | 学生会員 | |
|---|---|---|
| 現行 | 10,000円 | 3,000円 |
| 改定 | 12,000円 | 6,000円 |
※大学卒業・大学院修了後の一般会員の会費を学生会費価格に据え置く優遇措置は終了いたします
改定時期
2026年度会費より。 ※前納規程により、2025年11月から徴収となります
以上
本件に関する問い合わせ先
公益社団法人日本農芸化学会事務局長 千々松明子
E-mail: chijimatsu@jsbba.or.jp
(E-mailの「@」は、全角となっております。半角に変換をお願いしたします。)








































