概要

施設名 (福島県)福島県立安積高等学校
日時 2016年3月19日(土)10:00~12:00
場所 福島県立安積高等学校 理科室(郡山市開成五丁目25-63)
授業の名称 「組換えDNA技術と私たちの生活」
講師 米山 裕 氏(東北大学大学院農学研究科)
担当教員 遠藤 喜光
聴講者 39名(生徒33名、教員6名)
報告 福島県の高校自然科学系部活動における研究活動の促進を目指した、福島県高等学校文化連盟自然科学専門部主催の課外授業を、日本農芸化学会の出前授業として3月19日(土)に実施した。当日は、県立安積高校を会場として約40名の生徒(安積高校、安積黎明高校)が参加し、「組換えDNA技術と私たちの生活」というタイトルで、(1)地球の生命進化、(2)遺伝情報はDNAに書き込まれている、(3)分子生物学のセントラルドグマ:遺伝情報の流れ、(4)組換えDNA技術、(5)組換えDNA技術の応用例、(6)微生物の多様性、の項目について約90分の講義を実施した。講義の最後に、組換えDNA技術の実例として緑色蛍光タンパク質(GFP)を発現している大腸菌の生育した平板を用意し、GFPの発現量の違いに伴う蛍光タンパク質の強度の違いなど、実際に遺伝子組換え体の観察をしてもらった。

授業風景

写真

生徒さんの感想

  • 人間はバクテリアなしでは生活が成り立たなく、その力は大きいものだと知りました。バクテリアを培養し、それによって生成された物質は人類の科学技術の発展の1つの要因となっていて、大変すばらしいと感じました。
  • 米山先生のお話は菌についての研究で、一年生の生物の授業で習ったことも含まれていてわかりやすく、多くの結果に驚きました。