第70回 出前授業 実施報告
| 団体名 | (愛知県)名古屋大学教育学部附属中学校 |
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| 開催日 | 2025年11月12日(水) |
| 場所 | 名古屋大学教育学部附属中学校(名古屋市千種区不老町A2-1) |
| 授業の名称 | 研究するとはどういうことか-植物色素の研究を通して- |
| 講師 | 吉田 久美 氏(愛知淑徳大学 食健康科学部 食創造科学科 教授) |
| 聴講者 | 3年生72名 |
| 報告 |
中学3年生の道徳の授業の一環として、本校の卒業生でもある吉田先生に講義をしていただきました。 前半では、農芸化学の「芸」のある意義や、「化学」は「モノ」を観ることであり、現在の生活において欠かすことのできない分野であることを教えていただきました。また、本校で過ごした中学・高校時代を振り返り、学生時代に好きなことを突き詰めていった先に今があること、「好き」を究める大切さを伝えてくださいました。 後半は、植物色素の研究がいかにされてきたかをご説明いただき、研究が今もなお、脈々と受け継がれていることを感じることができました。また、「赤小豆」の色素は従来アントシアニンによるものとされていたのを、研究の結果、違う色素であることを発見したというご自身のご研究についてお話されている姿は、実際に「好き」を究める姿そのものであり、生徒たちに実感をもって伝わったと思います。 生徒たちの感想では、色素の研究については、まだまだ理解の及ばない部分はあったようでしたが、「好き」を究める大切さや、研究の面白さに気づいたとのコメントがあり、有意義な時間を過ごせたようでした。 今回は、このような貴重な機会をいただき、ありがとうございました。 |
授業風景









































