概要

施設名 (京都)京都聖母学院中学校
日時 2016年2月27日(土)、29日(月)
場所 京都聖母学院中学校 生物室(京都市伏見区深草田谷町1番地)
授業の名称 「微生物が持つ有用な酵素機能の利用、麹菌の顕微鏡観察とアミラーゼの抽出・検出」
講師 喜多 恵子 氏(京都大学大学院農学研究院教授)
担当教員 岩山知依
聴講者 中学3年生 123名
概要 麹菌のアミラーゼの抽出と検出
報告 学年を3つに分けて、100分間の同じ講義と実験を3回していただきました。まず、微生物とはどのような生物か説明していただきました。そして消化と消化酵素について確認し、デンプンを分解するとマルトースになり、ルゴール液によって変色しなくなる濃青色に染まらないという、本日の実験の説明に結びつきました。麹菌を光学顕微鏡で観察しました。初めて見る麹菌に、感動していました。そして麹菌米麹からアミラーゼを抽出し、その液でデンプンに絵を書くという、農芸化学会の実験プロトコルにのっているものをしていただきました操作を行いました。個人個人がさまざまな絵を書き、そして37℃でしばらくおき、ルゴール液をかけると書いた絵が浮かび上がりました。生徒たちはまたまた驚いていました。
実験後、麹菌が生産する酵素の産業利用について説明をしていただき、「吾輩は猫である」にも、タカジヤスターゼがでてきているよと、最後に楽しいお話をしていただきました。とてもわかりやすい講義でした。

授業風景

写真