報告

令和7年7月3日に仙台を訪問し、東北大学にてさんわか×東北大ミニセミナーを開催しましたので、以下にその内容をご報告いたします。

さんわか × 東北大ミニセミナー

令和7年7月3日の午後、東北大学工学部にて、「産学官の現場から語る研究者のリアル」と題するセミナーを、さんわかと東北大学大学院工学研究科および東北大学DEI推進センターとの共催で開催いたしました。このセミナーは、大学生や大学院生に研究職について身近に感じてもらうことや、キャリア形成の参考となる情報を提供することを目的とし、東北大学に所属するユニークなキャリアパスを持つ教員にご講演いただきました。また、東北大学の学生に対して、日本農芸化学会やさんわかメンバーの研究活動を紹介しました。

  • セミナーの前半では、東北大学から佐藤先生と佐々木先生にご講演いただきました。海外での研究を視野に入れたアカデミアでのキャリアや、女性のライフイベントと研究の両立を目指した様々な取り組みについてお話いただきました。また、さんわかからは名古屋大学の加藤氏と東京科学大学の永嶌氏が登壇しました。キャリア形成とライフイベントの兼ね合い、育児と研究の両立の現実などについて話しました。
  • セミナーの後半では、さんわかから農研機構の石川氏、サッポロビールの榎氏、キッコーマンの山中氏、味の素の下村氏が登壇しました。彼らは学生時代の研究経歴から就職活動での経験、そして今現在の企業での研究活動まで幅広く語り、学生だけでなくさんわかメンバーにとっても有意義な時間となりました。
  • 終了後のアンケートでは、本セミナーに対し高い評価をいただきました。東北大学ご所属の先生方の広報活動のおかげで、当日は約40名の方々が会場に集まり、休憩時間やセミナー終了後も多くのご質問をいただきました。今後の研究活動やキャリア形成の参考にしていただけたらと思います。
  • 一方で、講演時間や質疑応答が短かったというご指摘も複数いただきました。今後よりよいセミナーとしていくためにも、参考にさせていただきます。

今回、ご多忙の中にもかかわらずご講演いただいた東北大学の佐藤先生、佐々木先生、そしてご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。また本セミナーは、東北大学大学院工学研究科および東北大学DEI推進センターによる共催により開催いたしました。改めて感謝申し上げます。今後とも、さんわか活動へのご協力・ご参加を心よりお願い申し上げます。

さんわか12期 一同

 

       

       

概要

タイトル 「産官学の現場から語る研究者のリアル」
主催 日本農芸化学会 産学官若手交流会(さんわか)
共催 東北大学大学院工学研究科、東北大学DEI推進センター
ポスター

さんわか×東北大 ミニセミナー ポスター(PDF)

開催趣旨 アカデミア、公的機関そして民間企業において多様なキャリアを歩む、農芸化学分野で活躍中の現役研究者に、経歴や進学・就職に至るまでの道のり、学生当時の研究、そして現在の仕事や生活などについてお話いただきます。
質疑応答や自由交流の時間も設けております。色々な立場の研究者と直接お話することが、皆さんの可能性を考えるきっかけになれば幸いです。研究分野に関わらずお気軽にご参加ください。事前質問もお待ちしております。

なお、本セミナーは(公財)野田産業科学研究所のサポートにより開催されています。
日時 2025年7月3日(木)14:00~17:00
開催方法 オンサイト
会場 東北大学 総合研究棟 1階講義室1 (工学部)
アクセス 仙台市地下鉄東西線青葉山駅より徒歩10 分
プログラム

講演第一部 「アカデミアの研究者による研究紹介」

「海外も視野に入れたアカデミアでのキャリアデザイン
佐藤 奏音 氏(東北大学大学院工学研究科)

「未来の創り方
佐々木 成江 氏(東北大学DEI推進センター)

「研究、転職、起業、子育て。面白がってやってみた、の経過
加藤 晃代 氏(名古屋大学大学院生命農学研究科)

「両立なんて都市伝説だと思う―それでも進めた化学感覚と膜輸送体研究のはなし
永嶌 鮎美 氏(東京科学大学生命理工学院)

講演第二部 「国研・企業の研究者による研究紹介

「国立研究開発法人(農研機構)の研究活動 ~食品の健康機能性を探る~​」
石川 千秋 氏 ((国研) 農研機構食品研究部門)

「価値創造フロンティア研究所のR&D紹介 ~お酒と人との未来をカイタク~
榎 亜加音 氏(サッポロビール(株))

「キッコーマンの研究開発 ~未来のおいしい記憶を創造する~
山中 空 氏(キッコーマン(株))

「味の素 バイオ・ファイン研究所におけるR&D紹介 ~微生物発酵技術を例に~
下村 杜人 氏(味の素(株))

参加費 無料
定員 80名
参加申込 お申込みは参加申し込みフォームからお願い致します。
申込締切

2025年6月30日(月)12:00
2025年7月2日(水)12:00 まで申込期間を延長しました
※当日参加も可能

※参加人数や事前質問の把握のため申し込みをお願いしておりますが、当日参加も可能です。直接お越しください。

問い合わせ先 日本農芸化学会 産学官若手交流会(さんわか)
sanwaka.jsbba●gmail.com
(「●」を「@」に変換して送信してください)