【2022年11月26日(土)開催】第143回サイエンスカフェ in 名古屋
概要
日時 | 2022年11月26日(土)18:00〜19:30 |
---|---|
場所 | オンライン(Zoom) |
テーマ | ワサビはなぜ辛い?-100万年の進化の謎に迫る |
講師 | 山根 京子 氏(岐阜大学応用生物科学部准教授) |
挨拶 | 竹中 麻子 氏(明治大学農学部、日本学術会議農芸化学分科会幹事) |
コーディネーター | 小池田 聡 氏(天野エンザイム株式会社 イノベーションセンター) |
主催 | 日本農芸化学会 |
共催 | 日本学術会議農芸化学分科会 |
内容 | ワサビってなんで辛いの?-子供たちからよく出る質問です。じつは、詳しいことは何もわかっていませんでした。2005年に研究を開始してから300をこえる深山幽谷を跋渉し、全国各地のワサビを調べてきました。その結果、辛味関連成は驚くほど多様であることが明らかとなりました。ではこの多様性はどのように維持されてきたのでしょうか。成分・酵素・環境の間にある関係性が浮かびあがり、過酷な環境を生き延びたワサビのしたたかな戦略がみえてきました。知れば知るほど奥が深いワサビの世界にご招待。あなたもきっとワサビが食べたくなる。 |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名程度 |
参加申し込み | E-mail または参加申し込みフォームからお申し込みください。 E-mail: science_cafe●amano-enzyme.com(●を@に変更) 参加申し込みフォームはこちら 参加申込フォームの締め切りは2022年11月25日(金)正午までとなります。 |
問合せ先 | 小池田 聡(日本農芸化学会広報委員) E-Mail: satoshi_koikeda●amano-enzyme.com(●を@に変更) Tel:058-379-1225 |
ポスター
風景
報告
ワサビってなんで辛いの?-子供たちからよく出る質問です。じつは、詳しいことは何もわかっていませんでした。山根先生は2005年に研究を開始してから300をこえる深山幽谷を跋渉し、全国各地のワサビを調べてきました。その結果、辛味関連成は驚くほど多様であることが明らかとなりました。先生の研究から、この多様性は成分・酵素・環境の間にある関係性から生まれたものであることが示されました。それは過酷な環境を生き延びたワサビのしたたかな戦略のよるものと考えられます。
ワサビは非常に身近なものにも拘わらず、西洋わさびとの違いは何か?いつから用いられてきたのか?どんな作用があるのか?以外に知らないことが多く、聴講者の皆様からも多くの質問が寄せ有れました。サイエンストークでありながら風土記のような講演を堪能できた、秋に夜長に相応しいカフェとなりました。
参加者:27名