概要

日時 2022年12月3日(土)13:00~14:30
場所

福岡市科学館4階交流室

テーマ 食べてアンチエイジング!
講師 片倉 喜範 氏(九州大学大学院農学研究院・教授)
コーディネーター 本城 賢一 氏(九州大学大学院農学研究院・准教授)
主催 日本農芸化学会
共催 日本学術会議農芸化学分科会
(九州大学大学院農学研究院 丸山明子 分科会委員)
協力 福岡市科学館
内容

最近、アンチエイジングを謳う食品を目にする機会がとても増えてきたのではないでしょうか。

そこで今回のサイエンスカフェでは、アンチエイジングを実現する食品を開発するための試みを紹介します。特にその中でも、食品による記憶機能改善の可能性について紹介するとともに、その恰好の素材としての“鶏ムネ肉”の驚くべき機能について、紹介したいと考えています。

記憶機能をいつまでも維持していくためには,どんなものを食べていけばいいか、皆さんで一緒に考えていきましょう。
参加費 無料
定員 30名(中学生以上を対象)
参加申込 福岡市科学館ホームページ申し込みサイト
にて11月10日(木)12:00(正午)~11月30日(水)12:00(正午)の間に申し込み可能
サイトは11月3日(木)から公開予定
開催形態 リモート
問合せ先 本城 賢一(九州大学大学院農学研究院准教授、日本農芸化学会 広報委員)
E-mail:honjoh●agr.kyushu-u.ac.jp(●を@に置き換えてください)
Tel:092-802-4758

【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
新型コロナウイルス感染症の発生に関し、会場となる福岡市科学館が示している来館時のお願いと対策等に基づき、感染拡大の防止に細心の注意を払い、換気、スタッフの手指消毒、マスク着用などの防止策を行なった上で講座を実施します。参加者のみなさまも、来館の際にはマスクの着用、手指のアルコール消毒など感染症防止策にご協力ください。

■来場前に発熱や咳、全身痛等の症状がある場合は、ご来場をお控えください。
■会場では、マスクのご着用をお願いします。
■消毒用アルコールによる手指の消毒をお願いします。

ポスター

サイエンスカフェ in 福岡のポスター画像

会場風景

会場風景写真1

報告

まず、主催した日本農芸化学会からは本城が、共催の日本学術会議農芸化学分科会については丸山がそれぞれの活動について紹介を行いました。

その後、演者である片倉先生に「アンチエイジング食品の可能性〜食べて健康増進〜」と題し、食品による記憶機能改善の可能性についてご講演いただきました。まず、先生がこれまで取り組んでこられたアンチエイジング食品開発研究についてのご紹介のあと、今回のお話の中心であった認知症予防効果が期待されるイミダゾールジペプチドに注目した研究成果のご紹介をわかりやすく解説していただきました。その後、休憩を挟んで、イミダゾールジペプチドを豊富に含むはかた地どりの生産者である福栄組合様から鶏むね肉を中心とした加工食品をご紹介いただき、コロナ感染防止対策を徹底した上で希望者の方にご試食いただきました。

なお、本講演では、多くの方から質問が寄せられ、アンケートの結果、非常に満足度の高いサイエンスカフェとなりました。

参加者:18名