【2025/2/22(土)開催】第158回サイエンスカフェ in 岐阜
概要
日時 | 2025年2月22日(土)15:00~16:30 |
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場所 | みんなの森 ぎふメディアコスモス 1階 おどるスタジオ (岐阜市司町40-5)※JR岐阜駅から会場までの無料バスあり |
テーマ | 加工野菜・果物の構造と美味しさの関係 |
講師 | 今泉 鉄平 氏(岐阜大学応用生物科学部・准教授) |
コーディネーター | 中川 香澄 氏(岐阜大学応用生物科学部・助教) |
主催 | 日本農芸化学会 |
共催 | 国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学 /岐阜大学男女共同参画推進室 |
内容 | 常に忙しく動き回る私たち現代人は、食生活が手軽なものとなるよう、冷凍食品やレトルト加工品などを利用しています。野菜や果物を原料とする場合、製造プロセスに応じて美味しさを構成する要素が変化していきます。とくに食感は、野菜・果物の組織構造によって決定づけられ、その制御を目的とした加工も行われています。 野菜・果物は植物体の一部であり、細胞壁や細胞膜といった構造体を保持することで生命活動を維持していました。収穫後、加工を加えることで、これらの構造がどのように変化し美味しさに結びついていくのかを紐解いていきましょう。 |
参加費 | 500円(当日のカフェ代として) |
定員 | 30名(事前申込制) |
申し込み方法 | 「サイエンスカフェ in 岐阜」申込サイトにてお申し込みください。 |
問合せ先・連絡担当者 | 中川 香澄(岐阜大学応用生物科学部・助教) nakagawa.kasumi.j8●f.gifu-u.ac.jp (●を@に置き換えてください) |
【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
感染症拡大の防止に細心の注意を払い、換気などの防止策を行なった上で講座を実施します。参加者のみなさまも、手洗いなど感染症防止策にご協力ください。
■来場前に発熱や咳、全身痛等の症状がある場合は、ご来場をお控えください。
■会場では、マスクのご着用をお願いします。
■手洗い、消毒用アルコール使用の励行をお願いします。
ポスター
会場風景
報告
第158回サイエンスカフェを2025年2月22日(土)ぎふメディアコスモスにて開催しました。
はじめに、コーディネーターの中川香澄(岐阜大学応用生物科学部)より、日本農芸化学会の活動について紹介しました。
続いて、今泉鉄平先生(岐阜大学応用生物科学部)より、「加工野菜・果物の構造と美味しさの関係」というテーマで話題提供していただきました。野菜や果物を加工(冷凍したり、茹でたり)すると、その構造がどう変わるのか、普段なかなか見ることができない細かな構造を画像等で示しながら、分かりやすくご紹介いただきました。
当日は、小学生から70代の方まで幅広い世代の方にご参加いただきました。今回のサイエンスカフェはただお話を聞く形式ではなく、焙煎段階が異なるコーヒー豆を実際に見たり、参加者全員で官能評価を体験したり、フルーチェを使ってカルシウムの役割を目でみたりと、講師の今泉先生がさまざまな実験をしながら進めてくださったので、90分という講演時間でしたが、あっという間に閉会となりました。身近な野菜・果物という食材がどのような構造を持っているのか、そして、加工することにどんな意味があるのか、参加者の皆さんがメモをとりながら熱心に聞いている様子が印象的でした。
参加者:32名