【2025/8/23(土)開催】第160回サイエンスカフェ in 別府
概要
| 日時 | 2025年8月23日(土)16:00~17:30 |
|---|---|
| 場所 | カフェ サ・サンボン(大分香りの博物館 1階カフェテリア) (大分県別府市大字北石垣48-1) |
| テーマ | ただのカビじゃない!? 日本の味をつくる“すごい菌”のひみつ ~国菌・麹菌の知られざるパワー~ |
| 講師 | 菊間 隆志 氏 (別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科 准教授) |
| コーディネーター | 陶山 明子 氏 (別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科 教授) |
| 主催 | 日本農芸化学会 |
| 内容 | 「味噌、しょうゆ、日本酒――これら日本の味を支えるのは、実は「カビ」の一種である麹菌(こうじきん)です。人体に無害どころか、発酵の達人として活躍する“国菌”の実力とは? 今回は、麹菌のユニークな性質と発酵のしくみ、そして私たちの食文化との深い関わりを、やさしく楽しくご紹介します。安全で人に優しいこの「すごい菌」が、なぜ日本の食文化の中心となり、世界から注目されているのか。その秘密と魅力を味わいましょう!」 |
| 参加費 | 500円(飲食代として) |
| 定員 | 20名(事前申込み制・先着順) |
| 申し込み方法 | 参加申込フォームまたはポスター記載のQRコードからお申し込みください。 (事前申込制・申し込み期限:8月18日(月)) |
| 問合せ先・連絡担当者 | 陶山 明子 氏(別府大学 食物栄養科学部 発酵食品学科) aksuyama●nm.beppu-u.ac.jp (●を@に置き換えてください) |
【ご参加のみなさまへ、感染症予防および拡散防止対策へのご協力のお願い】
感染症拡大の防止に細心の注意を払い、換気などの防止策を行なった上で講座を実施します。参加者のみなさまも、手洗いなど感染症防止策にご協力ください。
■来場前に発熱や咳、全身痛等の症状がある場合は、ご来場をお控えください。
■会場では、マスクのご着用をお願いします。
■手洗い、消毒用アルコール使用の励行をお願いします。
ポスター
会場風景
報告
第160回サイエンスカフェは、2025年8月23日(土)、カフェ サ・サンボン(大分香りの博物館 1階カフェテリア)にて開催いたしました。
はじめに、コーディネーターの陶山明子(別府大学食物栄養科学部)より、サイエンスカフェの趣旨について説明がありました。
続いて、菊間隆志先生(別府大学食物栄養科学部)から日本の国菌である麹菌について解説いただきました。酒、味噌、醤油に麹菌がどのように利用されてきたか、その歴史や現在の工業的利用の例など、具体的でありながら一般の方々にもわかりやすくご説明いただきました。また、代替肉として麹菌をそのまま食用に用いる最近の研究、麹菌による有用タンパク質生産など、直近の研究から麹菌研究の今後についても解説していただきました。
今回は、アップルパイとコーヒー、さらに香りの博物館オリジナルのハーブティーを味わいながら、落ち着いた雰囲気の中で進行しました。参加者の皆さんは身近な発酵食品に関するお話に強い関心を示し、うなずきながら熱心にメモを取る姿が印象的でした。「お酒造りをする人は納豆を食べてはいけないのはなぜか」といった質問をはじめ、麹菌以外の発酵にかかわる微生物へと話題が広がり、活発なやりとりが交わされました。
最後に、日本農芸化学会の活動について簡単に紹介があり、身近な発酵の話題で盛り上がり、温かな交流の時間となりました。
参加者:22名









































