ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました。

概要

日時 2010年2月20日(土) 15:00~16:10
場所 三省堂書店神保町本店2階 UCC カフェコンフォート
テーマ 健康はあなたの遺伝子と栄養の関係から作られる
講師 東京大学総括プロジェクト機構 「食と生命」総括寄付講座 特任教授
加藤 久典氏
コーディネーター 毎日新聞科学環境部 吉川 学氏
共催 財団法人農芸化学研究奨励会、日本学術会議農芸化学分科会、三省堂書店
内容 皆さんの体をつくる設計図は2万数千種もの遺伝子です。そこに書き込まれている情報は、人それぞれによって少しずつ異なります。それによって、肥満になりやすい人、脂肪摂取に特に気をつけた方が良い人、あるビタミンを多めに摂った方が良い人など、食生活の影響や必要な栄養素の量が違ってきます。

これらの遺伝子が働いて生命の部品(タンパク質)を作る過程を「遺伝子発現」と呼びます。上で述べたのとは逆に、食品中の成分が遺伝子の働き方を変えたり、場合によっては遺伝子の情報そのものを変えてしまったりする例が無数にわかってきました。

今回は、健康的に長生きするためには何をどう食べるのが良いかをメインテーマに、栄養と遺伝子の切っても切れない関係についてご説明し、この問題に研究者がどのように取り組んでいるかも少しご紹介できればと思います。今後の“食”のありかたについて一緒に考えたいと思います。

会場風景

サイエンスカフェ

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